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子育て迷宮日記 子育ては迷うもの。レベルアップに向けて修行なう。

ヒラリーさん

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ヒラリーさん webデザイナー

12歳と7歳の息子を育てています。時短勤務のワーキングマザーです。全力で迷走するリアルな胸のうちをつづります。ちなみに魔女ではありません。

2025年6月25日

小2の次男がベランダの家庭菜園でいちごを育てる~迷宮レベル95~

3月の終わりごろ、長男と次男を連れていちご狩りに行きました。コロナ禍になる前にも連れて行ったことがありましたが、次男はあまり記憶に残っていなかったようです。いちごが食べ放題だと聞いて大喜びでした。そこでは、いちごの収穫の仕方を教えてもらいました。そのまま引っ張るとかたいので、90度に持ってから下へ引っ張るとポロっと簡単に収穫できるそうです。

この角度で下に引っ張ると簡単にとれます

どのいちごがおいしそうかな~と選んで食べること40分間。もう1年分のいちごは食べたかな⁈と思うほど無心で食べ続けました。長男は、表面の汚れをとても気にして、慎重に一粒ずつきれいに洗って食べていました。次男は、変わった形のいちごを探しては喜んで食べていましたよ。帰りの車で次男が、「家でもいちごを育ててみたいな」と言っていたので、「ベランダで育ててみる?」と提案しました。いちごは難しそうだけど、一度チャレンジしてみるのも良さそうです。

★いちごの苗を買いにいく
4月になってからホームセンターへいちごの苗を買いに行きました。何種類もあるいちごの苗の中から、大粒のいちごの苗を2種類選びました。家に帰ってからベランダに出て、プランターの土をやわらかくしてから苗を植えました。事前に植え方をSNSで調べていたので、いちごのランナーの向きと植える角度を気にしつつ、クラウンが土の中に埋まらないようにそっと土をかぶせました。それからたっぷりの水をあげて完成です。

今回はあれこれ口出しせずに、どうやって育てるのか見守ろうと思います!

★いちごの花が咲きました
次男は毎朝起きると一番にベランダに出て、いちごにせっせと水をあげていました。毎日たっぷりあげていたので、『ちょっと水が多すぎかな...』と気になりましたが、何も言わずにいました。すると、「なんでまだお花が咲かないのかな...」と気になったようでした。悩んでいそうだったので、「表面の土が乾いてからお水をあげてみる?」と提案してみると、「試してみるわ!」と意欲的。毎日毎日、土と苗をとてもよく観察していました。

ある日、「花が咲いた!白色‼」とベランダから顔をのぞかせて、手招きしています。見ると、小さな可愛らしい白い花が咲いていました。一輪咲くと、そこから毎日のように小さな花がたくさん咲きました。「花が枯れると実ができるんでしょ?」とウキウキ。

「大きないちご4つほしいな~」と、一生懸命お世話を続けています。できたいちごを家族ひとりずつにくれるようです。太っ腹!

マンションの高層階のベランダには蝶やミツバチも来ないと思ったので、人工授粉が必要かなと思いました。どうやってするか迷いましたが、使っていない絵の具の筆でこちょこちょとしてみました。

たくさん花が咲いてる!おいしくな~れ~

花が散って黄色いめしべが緑色に膨らんでくると、いよいよいちごができるのかと期待で胸がいっぱいに。しかし、そのころになると葉っぱの数が増え大きくなり、ランナーもぐんぐん伸びて成長してきました。今までいちごを育てたことがなくても、なんとなくランナーを切って、葉の数を減らさないといちごができなさそうに思えました。順調だったいちごの実はいつまで経っても大きくならず、そのうち黒くなってきました。口を出さずに見守る作戦は限界かな⁈

プランターから伸びすぎたランナー

さすがになんとかしないとこのまま葉っぱを育てるだけで終わってしまうな...と焦りましたが、どこをどの程度切ってよいのかわからず...。色が変わった葉っぱを取り除き、見よう見まねでランナーを切り子株と孫株を切り分けました。子株と孫株は一応残りのプランターに植え替えてみることにしました。

チョキチョキ。遅すぎた感満載

★いよいよいちごの収穫か⁈
数日経ったとき、緑色のまま成長の止まっていたいちごの大きさはそのままで真っ赤になりました。残念なことにいちごの実は、赤くなってからも大きさは変わりませんでした。

まだ大きくなるかもしれないという期待を捨てきれず収穫しないでいると、いちごはシワシワに枯れてきました。やばい‼と思い急いで次男に収穫してもらいました。とても小さい実でしたが、いちごの匂いはします。

収穫時期は確実に逃したいちご

ミニチュアサイズのいちごでしたが、半分に切ってみると中は市販のいちごと一緒でした。今まで一生懸命育てた次男に味見をしてみるか尋ねるとまさかの「遠慮します」という返事。

え━━━━━━━━━━━━っ‼

なぜに?どうして??

「なんか思ってたんとちがうし、もしかしたらすっぱいかも⁈」

代わりに味見をしてみると、甘くていちごの味はしっかりしました。まあ前歯でちょっとかじるだけでなくなってしまったけれども。家族みんなに味見を断られたいちごたち。ランナーを切った後の親株にいちごはできず、今はぐんぐん伸びる葉っぱを諦めきれずに大事に育てています。いちごの家庭菜園初挑戦は想像したものとは違い、労力に見合わない小さな小さないちごができました。次に育ててみても成功する気がしない。

これからは市販のいちごをより一層ありがたくいただきます!

その後次男は学校の授業でオクラを育てはじめたようです。どうかそっちは成功してほしいなぁ。

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