特集

子育て迷宮日記 子育ては迷うもの。レベルアップに向けて修行なう。

ヒラリーさん

この記事を書いた人

ヒラリーさん webデザイナー

10歳と6歳の息子を育てています。時短勤務のワーキングマザーです。全力で迷走するリアルな胸のうちをつづります。ちなみに魔女ではありません。

2020年8月 3日

2歳児クラスのトイレトレーニング ~迷宮レベル47~

3歳のお誕生日を迎えた次男は、最近言葉の数も一気に増えてきました。しかし、まだまだ言い間違いや発音しにくい言葉もたくさんあります。家族には言いたいことが通じても、外では意外とモジモジさんでうまく話ができなかったりします。

保育所での様子を先生に聞くと、あんまり自分からはお話しないし大人しいそうです。しかし、お歌の時間に急にスイッチが入り舌を出して「ウォ~」と叫びながら、手をクロスにして決めポーズをするようで、その豹変ぶりに周りは楽しませてもらっているというお話。どちらかというと、そっちが本来の姿なんだけどね。次男はこれから「おしっこでる」って先生にちゃんと言えるのかしら。

illust_47_01.jpg

クローゼットから引っ張り出した長男のお古のパンツ。キャラクターや動物の可愛らしい絵が描いてあります。「お兄ちゃんパンツ、履いてみる?かっこいいよ」と促すと、「オニパンツ、ハク!」と大喜びです。

★長男のトイレトレーニングのときに感じたこと
3歳のお誕生日を迎える子どもたちは、保育園では2歳児クラスです。長男の場合、1歳児クラスの夏に育児書通りにトイレトレーニングをスタートさせました。結局オムツが外れたのは2歳児クラスの夏頃です。その1年間、何度も失敗し親子でほとほと疲れ果て中断もしました。泣いたり怒ったり気分屋な長男をなだめたりほめたりしながらでしたが、ある時本人のやる気の波が一気にきて、あっという間にとれました。

急いだところで膀胱の発達は一人ひとり違うし、自分の気持ちを伝えられるコミュニケーション能力や言葉の発達も関係してくるので、まわりが焦ってもどうしようもないことなのだと思いました。周りの子ができていると聞くと一日も早くという焦りが出るのはわかるし、早めにはじめることにメリットがあるのもわかりますが、いろんな見解に振り回されず、自分の子どもに合ったタイミングをしっかり見極めるために「待つこと」も必要だったのだと実感しました。

★次男のトイレトレーニングはいつから?
次男のトイレトレーニングですが、やはり1歳児の夏を前に先生からトイレトレーニングへの打診がありました。雰囲気に流されそうになりましたが、思い切って「NO!」と伝えました。そして、2歳児のゴールデンウィーク明けから始めますと宣言。4月は進級して新しいクラスになるし、ゴールデンウィークまでは落ち着かないと思ったからです。暖かくなる頃には、洗濯物も乾きやすくなるしね。

★いよいよトイレトレーニングをはじめる
今年は新型コロナの影響で外出自粛をしていたので、もしかして絶好のトイレトレーニングのタイミングなのでは?と気づきました。外に出かけることのない環境はトイレトレーニングには最適です。そこで、思い切って布1枚のお兄ちゃんパンツを履かせてみました。防水加工のしてある何層にもなった布パンツも持っていましたが、濡れたら気持ちが悪いということを一番わかってほしかったからです。

はじめのうちはトイレに行くことを嫌がり、紙パンツの時と同じでそのままおしっこをしてしまいました。パンツやズボンはもちろん、靴下やTシャツの裾や床まで濡れてしまうので全身お着替えです。汚れる度に水洗いしてから、大きなバケツに放り込んでいきました。そして、一日の終わりにまとめて洗濯をします。

pic_47_01.jpg

次男には「あら~、漏れて気持ちが悪かったね~」と言い、『おしっこ出たよ~、替えてね~』と自分で言えるように、わたしの言葉を真似するところからはじめました。漏れた時間をチェックすると、だいたい1時間半~2時間おき、長くて3時間くらいの間隔だということがわかりました。

慣れずに泣く日が続くことを想定していましたが、2日目からトイレの補助便座に自ら座るようになりました。大げさなほど驚いて喜んでみると、照れながら「デキタヨ~」と何度もアピール。ほめればほめるほど、自信がついていくようでニコニコが増えました。

間隔がわかるとタイマーをセットし、そろそろかな~とタイミングをみてトイレに誘って声を掛けるようにしてみました。テレビをみていたり遊んでいる最中は断固として拒否しますが、トイレに行ったあとにおやつにしようかと言うと急いで行ったり...食いしん坊なのを利用できました。何かをしている時は大人だって中断されるのは嫌だしな~と仏心で待っていると、漏れていたり...。

「おしっこ出てない?漏れてるんじゃないの?」と聞いても、「オシッコ...デナイ...」とごまかすこともありました。着替えが面倒で、もう濡れていてもいいや~とワイルドな一面もあったり...。そういう時は、紙パンツに戻して気のすむまで遊びに熱中してもらいました。

トイレトレーニングを2週間ほど続けたところで、保育所が再開されました。さすがに1層の布パンツだと先生に迷惑がかかると思い、4層の布パンツを履かせて登園させました。まだ無理だろうな~と大量の洗濯物を覚悟していましたが、保育所ではほぼ漏らさずトイレに自ら行って排泄できているようです。2カ月経った今でも成功し続けています。家と保育所とで違う姿を見せる次男は、予想以上に保育所で頑張りをみせているのかもしれないです。

次男の第一段階のトイレトレーニングは夏を前にクリアすることができました。
次は、尿意を感じて自分から進んでトイレに行けるか、うんちもトイレでできるか、夜間も漏れずにパンツで寝られるかです。

これからどんどん言葉を覚えて身体能力も向上しできることも増えてくると思うので、一気にくる成長の波に乗っかってトイレトレーニングを進めようと思います。当たり前のことですが、子どもの性格は違うので、トイレトレーニングの進め方はひとつじゃないと改めて気づくことができました。二人目でもトイレトレーニングは迷ったり悩んだりします。私はタイミングを見極めることに焦点をあててみましたが、自分の方針を決めてそれをサポートしてもらえるよう周りにちゃんと話すことで、後悔のない子育てができるのだと思いました。

pic_47_02.jpg

足置き台は牛乳パックとダンボールで作りましたよー。
長男の時に作ったから年季はいってます。

この記事がおもしろかったらボタンを押してね!

おもしろかった 350

これまでの子育て迷宮日記も見てみよう!

記事をもっとみる
ページの先頭へ戻る