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子育て迷宮日記 子育ては迷うもの。レベルアップに向けて修行なう。

ヒラリーさん

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10歳と6歳の息子を育てています。時短勤務のワーキングマザーです。全力で迷走するリアルな胸のうちをつづります。ちなみに魔女ではありません。

2022年9月22日

小学4年生の宿題で天体観測を観察する ~迷宮レベル68~

今年の夏休みの宿題も無事終わり、ひとまずホッとしました。中でも、「夏の大三角形」と「さそり座のアンタレス」を観察する宿題が地味に大変でした。星座盤を学校から持って帰ってきていたので、それを持って天体観測にいかなければいけません。
昼間晴れていても、夜になると雲ばっかりで全く星が見えない日が続きました。一体いつになったら観察できるのだろう。ママ友の間でも「星みた?まだ?」という会話が挨拶代わりに。

これが持ち帰った星座盤

わたしは、星座がテーマの少年バトル漫画が大好きだった影響で、ギリシャ神話の本も図書館でよく借りて読んでいたので、星座の授業が大好きでした。星座盤がなくても星座をよく知っていて、母を連れて家の屋上で星を見ながら12星座を英語で言った日には「この子は天才か‼」と驚かれたことを思い出します。漫画ばっかり見て!と思っていたけど、こういうこともあるんだったらまあいっかな...と初めて親に漫画を受け入れてもらえた瞬間です。

ママ友の中で星座を見るために、山奥へ旅行に行くという人がいました。
「ずっと曇りでまだ星を見ていないけど、わたしが子どもの頃はよく屋上にのぼって星を見たよ。山奥じゃなくても1等星は見えると思うけど?」と言うと、「ヒラリーさんが子どもの頃って一体いつの話よ⁈今の街の明るさとは違うでしょ(笑)」という返事。
今、軽くディスったわね~...。いやいやいや、と言えば言うほどドツボにはまりそうだったので、わたしは実はシティガールだというツッコミは封印しました。

夏休みももうすぐ終わるという最後の週末、近所の友達と夏の思い出に公園で手持ち花火をすることになりました。夜7時半から公園で花火をしていると、その日も空は雲ばかりでしたが風が強い日で雲がよく流れていました。30分くらい花火をしていると、東の空の雲が流れてなくなり、頭上に夏の大三角形があらわれました。南の空にはアンタレスの赤い星も見えました。星座盤が手元になかったけど、子ども達にはしっかり説明してここに白鳥の羽があって...と教えることができました。

ずっと夏の夜空を見上げていると、夏の大三角形の間を流れ星がキラっとひかり、「わぁ!見た?」という歓声が上がりました。子ども達は見ていましたが、わたしはさそり座の方を向いていたので見ることができず。同じ場にいるのに...こういうのも運なんだなぁと思いました。

天体観測の後、子ども達はブランコの方へ走って行ってしまいました。大人たちは、ビアガーデンとばかりに夜の公園で缶ビールとおつまみで会話を楽しみました。ほろ酔いで良い気分でいると、視界に何か黒いものがササっとすごい速さで動きました。
酔っているから?いや、これは気のせいではない!
スナック菓子の袋をパンッ!と叩いてみると、中から黒い大きなゴキブリが3匹出てきました。
ギャー!という悲鳴と同時に、さっきまで座っていたところを懐中電灯で照らすと、何匹もすごい速さで動いています。10数匹の団体を見るのは圧巻です。

大人たちの悲鳴を聞きつけた子どもたちは、「Gだ!Gがいる!」と大興奮。
ママ友は「無理~‼(泣)」と叫んでいたので、ほろ酔いのわたしは木の枝をムチのようにして戦いを挑もうとしたら止められました。

酔いがさめると、思い出すたび体がゾワゾワしました。
この夏の恐怖体験だったのでしょうか。ほんと、幻であってほしい。
恐るべし、夜の公園。いくら宿題でももう行くことはないでしょう。

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