特集

子育て迷宮日記 子育ては迷うもの。レベルアップに向けて修行なう。

ヒラリーさん

この記事を書いた人

ヒラリーさん webデザイナー

10歳と6歳の息子を育てています。時短勤務のワーキングマザーです。全力で迷走するリアルな胸のうちをつづります。ちなみに魔女ではありません。

2016年5月 2日

子鉄とママ鉄 ~迷宮レベル4~

★うちの子が鉄道好きな鉄っちゃんに

住んでいるところが線路近くということもあり、お散歩や買い物がてら外に出ると、電車を必ずみることになります。そういう環境で育ったためか、3歳の息子は1歳を過ぎたあたりからだんだんと電車に興味を持つようになりました。はじめは指をさして、きゃっきゃと喜んでいただけでしたが、だんだんと線路沿いのフェンスに張り付いて、ひっぺがすのが大変なくらいどっぷりとはまっていきました。

illust_1605_01.gif

一方、わたしは鉄道には全く興味がなく、ただの移動手段というくらいの認識しかありませんでした。どちらかと言えば、電車に乗るなんてめんどくさい、ドラえもんのどこでもドアがあったらなぁと考えるくらい、どうでもよいことでした。

「あれはなに?」という質問攻めにあいまくった2歳のころ、聞かれる車体をすべて「電車」と答えてすませていましたが、そういえば車体名は全く知らないなぁと思い、子どもの電車の図鑑を買って一緒に調べてみました。

その中で、本物は見たこともないはずの新幹線がとても気に入ったようで、何度も何度も「これなあに?」と尋ね、反復し、覚えようとしているのがわかりました。
新しいことを覚えるという機会がすっかり減っていたわたしは、脳のアンチエイジングにとても良い機会だと思ったので、子どもに聞かれる前に新幹線の車体名と特長を可能な限り覚えました。わたしが覚える分だけその知識は息子に受け継がれていきました。

illust_1605_02.gif

★電車のおもちゃ

電車に興味がでてくると、たいてい自分の手で動かして遊ぶ木製レールにはじまり、電動で動くプラレールのおもちゃに興味が出てくるようで、うちの子も例にもれずそのルートをたどりました。はじめはレールをうまくつなげられなかったので、わたしがいろんなレイアウトを夜中に作っておきました。朝になるといつも違うレイアウトができあがっているので、子どもは大喜び。わたしはブロックやレールで遊んだことがなかったので、このレイアウトが思いのほか難しく、とても苦労しました。ネットでレイアウトを調べ、立体交差などに組む方法も勉強しました。子どもは勉強するというより本能で工夫しながら覚えるようで、ここが大人脳に固まってしまったわたしとの違いだと気づかされました。

息子は一日中電車のおもちゃで遊んでいても飽き足らず、寝床にも電車のおもちゃを持っていき、一緒に寝ていました。お風呂上りも急いでおもちゃまで走っていき、自らを電車と同じ目線までもっていき、トンネルすれすれを通過する光景を何度も繰り返し楽しんでいます。スッポンポンで横たわり、すれすれを楽しんでいるわが子の姿をみて、これは本物やな~と感心しました。

illust_1605_03.gif

木製レールやプラレールでは必ず車両と車両を連結させます。そこで、実際の電車の連結部分も気になったようで、JRの駅に行き、電車の連結部分を見たときは、「どうなってるんやろ~?」と電車に触ろうとしたので、ヒヤヒヤしました。息子は連結に目が離せないし、わたしは息子から目が離せません。

★電車ウォッチング

新幹線や電車の名前を覚えると、今度は実際に本物を見たくなりました。そこで、新幹線の入場券を買ってホームに入ってくるところを一緒に見ました。憧れの新幹線をはじめて見た息子は、
「N700系だーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!o(≧∀≦)o」と、絶叫。
新幹線の轟音にも負けないくらいの声でした。これを大興奮というのかと冷静に見つめ、たった120円の入場券でこんなに喜ぶのなら連れてきてよかった~とうれしくなりました。

人が入れ代わり立ち代わり出入りするホームの中、新幹線を見に来たであろう親子連れがほかにもいました。のんびりベンチで淡路屋の新幹線のお弁当を食べながら、車両をみています。上級者です。ほほ~ぅと感心し早速真似してみようと思いましたが、うちの子はホームに入ってくる新幹線の名前は全部叫ばないといけないらしく、お弁当どころではありませんでした。
ホームにしばらくいると、駅員さんが新幹線のシールをくれました。思いがけないプレゼントに、またまた息子のテンションはあがりました。

続きはこちら

この記事がおもしろかったらボタンを押してね!

おもしろかった 113

これまでの子育て迷宮日記も見てみよう!

記事をもっとみる
ページの先頭へ戻る