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子育て迷宮日記 子育ては迷うもの。レベルアップに向けて修行なう。

ヒラリーさん

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10歳と6歳の息子を育てています。時短勤務のワーキングマザーです。全力で迷走するリアルな胸のうちをつづります。ちなみに魔女ではありません。

2023年3月28日

子連れで消防署の見学に行く ~迷宮レベル73~

小学4年生の長男は、小学校から消防署の見学に行ったことがあります。保育園児の次男はまだ行ったことがなかったので、一度家族で行ってみることにしました。私自身、車で消防署の前を通ったことがあるくらいで、実際に中に入ったことはなかったので良い機会でした。

★消火体験をする
入り口で検温と消毒をし、消防士さんに案内をしてもらいました。私たちの他にも親子連れが何組かいました。私たちは、消防署内で体験できる施設の説明を受け、はじめに消火器の取り扱いについて教えていただきました。画面に映し出された天ぷら鍋の火を消すという簡単なゲームになっているので、子どもでも興味を持って覚えられそうです。

「小学校で来た時、オラじゃんけんで勝ってこれやったことあるわ!」と得意げだったのではじめに長男にやってもらいました。

にいちゃんは慣れたものです

消火器の黄色いピンを抜き、左手でホースを持ち右手でレバーを握ります。ホースの先端をうまく画面に向けると、画面に〇印が出るのでそのタイミングでレバーを引いて消火します。

5歳の次男には消火器が重たいと思いましたが、意外と普通に持てました。消火器を見たことはあるけど、実際に触ったことがない人も多いと思うので、一度は体験しておいた方が良いと思いました。お家にいる時間が長い人は特に!

消火器の断面

消火器の中には、ピンク色の消火粉末剤が入っていると教えてもらいました。「もしかして、使い捨て⁈」との質問に、今まではそうだったけど、写真右端の消火器のように丸いゲージのついているものは使い捨てではないと教えてもらいました。この消火器、結構お値段が高いようです。

★地震体験をする
次に震度5の地震体験をしました。椅子に座っていると、だんだん強く揺れはじめました。そしてその時、ふと阪神・淡路大震災を思い出しました。息子たちははじめての地震体験だったので驚いていました。この地震体験は横揺れのみだったけど、実際の地震では縦揺れも加わることがあるので、同じ震度でも立っているのが難しくなるし、家具も倒れてくると教えてもらいました。そうだったわ...と思い出しながら次の体験へ進みました。

★煙体験をする

部屋に入ると見える光はこれだけ

ビルの中で火事に巻き込まれたとき煙が通路内でどうなるのか、停電して電気が消えたときにどうやって避難するのかを想定した体験です。うっすら電気がついている場合と、真っ暗の二段階の明るさが選べました。「体験だからね、やっぱり真っ暗でしょう!」と勢いよくお願いしました。

体験用の部屋に入る前から、ドアの下からすでに煙が少し出ています。長男と次男は、真っ暗でもお構いなしにどんどん先に進んで行ってしまいました。一番最後にドアを開けて室内に入った私は、視界ゼロにびっくり。煙はほんのりプリンの匂いがします。クンクン、おいしそう~!とやっているうちにみんなに置いていかれました。

部屋に煙が充満していましたが、よく見ると足元まで煙は降りてきていなかったので、しゃがみながら口元を抑えて進みました。目印は、上部にある非常灯の明かりのみです。実際の火事だったら恐怖でパニックになるだろうなと思いました。視界が悪いときは、壁に手を当てて進んでいくのも良いようです。

ここがやっと出口です。本当に真っ暗で何も見えない

長男と次男はすごい勢いで出口まで走って行き、出口で扉を全開にして待っていました。慌ただしい子どもたちのおかげで出口の方向がわかりました。真っ暗ではなくて、うっすら電気がついている方が良かったかな...。

非常口から出る人のポーズのピクトグラムをこんなに頼りにしたことは初めてだったので、これからは建物の非常出口の確認を忘れないよう記憶に残しておこうと思いました。コロナ禍が収まり旅行に行くことが増えたら、宿泊先ではまず緑のあのマークを確認しようっと。

煙体験後、大きいスクリーンのあるお部屋で消防関連のアニメを見て、119番の司令部の体験もできました。これは漢字が読めない次男には少し難しかったので私が横で指示を出しました。

何回も間違えて出動させる司令官

絵本や漫画、塗り絵もあり消防や救急関連のものが揃っていました。最後に消防士さんの衣装を着て、消防車に乗れて大満喫です。

防火服や制服やはっぴが着られました

予想以上にいろいろ体験することができた消防署見学。タイミングが良ければ屋外訓練をしていることもあるので、日程を尋ねてみるのも良いかもしれません。

今日の体験でもしかして、大きくなったら消防士さんになりたいとか言うかな?と思い子どもたちに将来の夢を尋ねてみると、長男は「銀行員」。次男は「大金持ち」でした。

なんでやね~ん。

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