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子育て迷宮日記 子育ては迷うもの。レベルアップに向けて修行なう。

ヒラリーさん

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ヒラリーさん webデザイナー

12歳と7歳の息子を育てています。時短勤務のワーキングマザーです。全力で迷走するリアルな胸のうちをつづります。ちなみに魔女ではありません。

2025年5月20日

家族4人で大阪・関西万博に行ってきました~迷宮レベル94~

長男が中学1年生になり硬式野球のクラブチームに入ると、4月中旬から毎週末試合がはじまりました‼朝420分に起きてお弁当や補食用のおにぎりを作り、こどもと一緒に5時10分に家を出ます。
大会になると配車で乗り合わせて球場に向かい、受付や駐車場の整理など親のお手伝いがたくさんあります。球数を数えスコアを書いたり、試合のアナウンスをしたり、監督や審判にお茶出しなどもあります。
こどもはもちろん頑張っていますが、野球は親も頑張る必要があるのだなとつくづく思いました。

週末の予定はその週に連絡がきますが、5月5日のこどもの日だけなぜか練習がお休みになりました。そういえば中学生もこどもだったよね。
せっかくのお休みは目覚まし時計なしで寝たいと思いましたが、こどもの日だし親子で過ごせる休日はとても貴重なものになってしまったので思い切って家族みんなでお出かけをすることにしました。

どこへ行こうか話し合ったところ、長男が「iPS細胞の心臓を見たい」と言っていたので、急きょ大阪・関西万博へ行くことになりました。
次男は「空飛ぶクルマに乗りたい」と言っていましたが、飛んでいる様子は見られても乗ることはできないし、部品落下で運航が中止になっていたので、「仕方がないね」と諦めました。

他にどんなパビリオンがあるのか下調べする時間はほとんどありませんでした。チケットを取り、駐車場を予約し、パビリオンの空き枠予約(先着順)をすることに。
予約開始の0時になりスマホを操作しているうちにどんどん予約が埋まっていきましたが、なんとかオーストラリア館を予約できました。
何があるかな~と比べる時間はなく、スピード勝負です。一緒に行動する人数が多いほど、予約が取りにくくなるかもしれません。

地図はあらかじめ公式サイトからダウンロードし、印刷しておきました。当日登録端末機の位置と食事のできるレストランやフードコートのほかに、気になっているパビリオンの位置に印をつけました。
1人おにぎり2個とペットボトル1本とおやつをリュックに入れて準備完了!

予約は10時の西ゲートでしたが、シャトルバスもすぐに乗れたし、あまり並ばずに9時半ごろには入場することができました。
ゲートをくぐって10分するとスマホからパビリオンやショーの当日予約ができます。その10分の間に当日登録端末機から予約することにしました。
そこでも迷っているうちに予約がどんどん埋まっていくので、とりあえず人数分の空きがあるパビリオンを何でも良いので予約するようにしました。予約できたのはブルーオーシャン・ドームです。
後からの感想ですが、この時整理券配布のパビリオンに直行してもよかったかなぁ~と少し思いました。

当日予約を取った後、長男が行きたがっていたiPS細胞のあるパソナ館へ向かいました。すでにパビリオンの外に行列ができていて、「待ち時間80分」と書いてありましたがこれを見たくて来たのだから並ぶしかないと腹をくくり最後尾に並びました。まだ5月の日差しでしたが、白っぽい地面の反射がまぶしくてサングラスが欲しいなと思いました。
パビリオンの行列では、大きめの日傘の貸し出しがありました。この日傘をさすと、まぶしさと暑さが軽減されました。
私はリュックに折り畳みの日傘を持っていましたが、パパやこどもたちの分はなかったのでとても助かりました。
20分ほど並んでいると、入り口に入ることができました。どうやら遊園地のアトラクションのように正確な時間ではなかったようです。

宝石のように光り輝くアンモナイトを見た後、映像を見て、お待ちかねのiPS細胞から作られた動く心臓を見ました。長男は、真っ赤な液体の中で脈打つ心臓にくぎ付け。

その横にはヒラヒラと動く心筋シートもありました。これが実際の医療で使われるようになる未来に期待大です。
カテーテルの操作や未来のベッド、手の込んだ映像をみて大満足でパビリオンを出ました。

さて、次はどうしようかと思い整理券配布のパビリオンに行ってみましたが、すでに配布の終了を伝える張り紙がありました。残念!

気を取り直して、せっかくなので外国の食べ物を何か食べてみようと思い、近くにあったチェコ館のテイクアウトの列に並びました。元祖ピルスナーのビールを飲めるようで、テンションがあがりました!3種類のビールの注ぎ方があり、ほぼ泡だけの注ぎ方を「ミルコ(Mlíko)」といい、クリーミーな泡を味わうようです。
せっかく万博で異文化体験と思っていたのに、『いやいや、泡だけって...』と我に返りなかなか勇気は出ず、日本と同じような割合の「ハラディンカ(Hladinka)」を注文することにしました。
今までドイツ・タイ・シンガポールなどの国のビールを飲んだことがありましたが、チェコのビールは日本のビールと味が似ていて飲みやすく、ほろ苦くとてもおいしかったです。

こどもたちは、『燻製ポークを詰めたブランボロヴェ・クネドリーキ』と『鴨のローストを詰めたクネドリーキ』という料理を食べました。例えて言うなら、イモ餅と豚まんかな(笑)デミグラスソースのような?味のソースがかかっていて、紫キャベツが添えてありました。

次男は、紫色に食欲をなくしていましたが、「せっかくだから一口だけでも味見をしてみたら?」と言うと、ちびっとかじってみておいしいと思ったようで、添え物をかき集めて全部食べてしまいました。おいしかったけど量が少なかったので、持ってきたおにぎり2個を頬張りました。
腹ごしらえをしてから、次は北欧館へ行きました。
ここでも待ち時間50分になっていましたが、実際に並んだのは15分ほどでした。展示の内容は、サステナブルな暮らし方や環境に優しいテクノロジーが紹介されていました。
展示は漢字が多かったので、小2の次男のために声に出して読んでいると、「ママ、うるさいって...」と長男に注意されてしまいました。静かな空間だったからかな...(汗)

急いで北欧館を出た後、大屋根リングに登ってみました。上から見ると、万博内が一望できいろいろな外観のパビリオンが目に入り、「あれは何だろう?あっちは?」と気になるものばかりでした。
海外パビリオンもすごいと思ったけど、巨大な木造建築の大屋根リングの迫力がダントツだと思いました。
京都の清水寺に似ていると思ったのは気のせいかな。
大屋根リングの上は上下2段構造になっていて、2段目に登るとさらに遠くまで見渡せました。
1周が2キロらしいので、そういえば次男はマラソン大会で2キロを12分ほどで走っていたな...と思い出しました。そうなると、人混みの中を歩くとしたらパビリオンの場所によっては早めに移動しないと間に合わないと気づきました。

大屋根リングから降りると、並んでいる人が少ないベトナム館に入りました。長男が民族衣装のアオザイの女の人をチラチラ見ていたのは気のせいかな()

ここでもパネル展示があったので、次男のために声に出して読もうかと思いましたが迷惑かなと思いやめました。パネルを読まずに展示を見るだけだと、一瞬で終わってしまいます。人が少なかったのは、水上人形劇はお休みですと書いてあったからかもしれません。

次に予約していたオーストラリア館へ行きました。行列とは別にすぐに入れるってすてき!

ほんと予約方法なんとかならないかな...。オーストラリア館では室内にオーストラリアの森が再現されていて、木の幹の間に親子で眠るコアラがいたりしました。
次の空間では、複数の巨大なスクリーンに空を飛ぶ鳥や海の中を泳ぐカメやエイ、クジラなどが映し出されていました。オーストラリアの先住民のアボリジニーの描く絵画のような映像はとても美しいと感じました。

オーストラリア館を出たあとで、先にお土産を見てみたいなと思い公式ショップを探しました。東ゲート付近にありましたが、ショップに入るための行列ができていたことにすごくショックを受けました。まだ14時なのに...。それでも並んでいると、15分ほどで中に入れました。
後から知りましたが、いくつか公式ショップがあったようで、一番小さなお店に入ってしまったようです。店内はぎゅうぎゅうで、パパや息子たちは一瞬で外に出てしまいました。
少し慌てながら、急いで公式キャラクターのキーホルダーと靴下とクッキーを1缶手に取り会計を済ませました。万博内では全てキャッシュレス支払いで現金は使えないので要注意です。

「ママだけいいなぁ~」と次男が言っていたので、次はぬいぐるみクジを引きに行くことにしました。これが予想外に大行列!この日一番長い行列に並ぶことになりました。
40分後、ようやく順番がまわってきてクジを引くと3等でした。

一番小さなサイズのぬいぐるみをゲットです。それでもお土産ショップで買うことを思えば、安くついたのかな⁈

16時半ごろに少し早めの夕飯にしました。フードコートに行きカツカレーとうどんを食べました。場所によっては、いつもと同じような値段で並ばずに飲食ができるのだとわかり少し安心しました。

次はパネル展示ではない海外パビリオンに入りたいなと思い、テレビで見たクウェート館に並びました。鳥の翼のようなチョウチョの羽のような外観が印象的です。
30分ほど並び中に入ることができました。中では、アラビア砂漠の砂を触ることができました。
真っ白で照明にあたってキラキラ光るサラサラの砂は「本当にこれが砂漠の砂なのかな?」と思うほど奇麗で触り心地の良いものでした。砂の上に映し出される動くヘビのシルエットを捕まえてみたり、キラキラ光っている場所を掘ると遺跡のような石が見つかったり、こどもたちはかなり長い時間そこで砂を触って遊んでいました。

すべり台をすべってみたり、次の空間では願い事をするとそれが星になり天井の空間に飛んでいき、寝ころんでプラネタリウムのような星空の映像も見ました。
予想外にパパが大興奮で、「うぉ~!これはキレイ!すごい!めちゃええなぁ~‼」と大喜びでした。体験型の展示はとても満足のいくものでした。

外から見て中がどうなっているのかよくわからないので、並んででも見たいものなのか事前に調べておいた方が良いのだろうと思いました。こどもがいなかったら、海外パビリオンのレストランをはしごして、1日中食べ歩きしたいなぁ~。

次に当日予約をしたブルーオーシャン・ドームへ向かいました。超撥水の塗料が塗ってある盤面の上を水が落ちていくのが銀の球のように見えてとても不思議でした。
次の空間では、丸い球体のスクリーンに映し出される映像を見ました。
プラスチックゴミの海洋汚染がテーマだと感じましたが、ぶちゅぶちゅとシュールで不思議な映像だなと思いました。

パビリオンを出ると、外は真っ暗になっていました。そこで、もう一度大屋根リングに登ってみることにしました。夜の風景は光がとても奇麗です。
しばらく歩いていると、噴水のショーが始まっていることに気づきました。噴水をスクリーンにして映像を映しているようで、角度によっては見えづらかったです。
夜の噴水ショーは2回あるようだったので、終わるとすぐに1階に降りてそのまま正面近くまで移動しました。予約がとれなくてもちゃんとショーを見ることができる場所がありましたよ。

次男は歩き疲れてブーブー文句を言い始めていたので、座って待ちました。噴水ショーで夜の虹をみた後、その場でドローンのショーも続けて見ました。
私は初めてのドローンショーでしたが、蚊の羽音のようなブ~ンという音はドローンの飛ぶ音のようで、少し気になりました。
あんなにたくさんのドローンがぶつからずによく飛んでいるなぁ~と不思議に思いました。ドローンのプログラミングって一体どうやってするのかしら。

これから花火の代わりにドローンショーが増えたり、広告を夜空で見る日も近いのかなとふと思いました。
ドローンショーが終わると、会場内は一気に帰宅モードになりました。1日中歩き回っていたので、長男も次男も車に乗って3分もしないうちにいびきをかいて寝ていました。

まだまだ見ていないパビリオンも多く、旅行気分を楽しめたのでもう一度行ってみたいなと思いました。
次はもっと効率よくまわれるかしら。そのときは、オランダのワッフルを食べて、サウジアラビアのコーヒーを飲んでみたいなと思いました。食べたい物リストを作るのも良いかもしれません()

次の日、買ったお土産のクッキー(自分用)を次男がムシャムシャとリスのように全部食べる姿をみて、食いしん坊は遺伝されているなぁと思いました。こんなところでDNAに刻まれた遺伝といういのちのバトンを実感することに。これがヒラリーさんちなりの万博のテーマでしょうか⁈なんてね。

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