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子育て迷宮日記 子育ては迷うもの。レベルアップに向けて修行なう。

ヒラリーさん

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ヒラリーさん webデザイナー

12歳と7歳の息子を育てています。時短勤務のワーキングマザーです。全力で迷走するリアルな胸のうちをつづります。ちなみに魔女ではありません。

2022年10月26日

小学生と保育園児と一緒に太陽の塔にのぼる ~迷宮レベル69~

一度訪れてみたいと思っていた太陽の塔。大阪・関西万博が開催される2025年までには!と思っていましたが、今年のシルバーウィークに行くことができました。

今はどこへいくのも事前にチケットをネット購入できます。太陽の塔のチケット売り場で、当日券がすべて完売になっているのを見たとき、事前に購入しておいてよかった~とホッとしました。

チケット購入する時に迷ったのが、エレベーター使用の有無。一度ものぼったことがなかったので、全く想像がつきませんでした。次男はもう5歳だし、大丈夫かな⁈と思いエレベーターは申し込みませんでした。

結果、正解だったと思います。「生命の樹(せいめいのき)」の展示を見ながら、らせん階段をグルグルと太陽の塔の両腕あたりまで登ることになります。たまにマンションの階段を上り下りしている子どもたちにとっては朝飯前な感じでした。パネルにある生き物を探したり、生命の進化の過程を見つつ登るので、階段で登った方が身近で見ることができ面白いとおもいます。

塔の内部の壁は、平面ではなく凸凹になっていました。これは「脳のひだ」らしい。写真ではなかなか気づかなかったりするけど、実物を見ると「へぇ~、こうなってたんだ」と思うものがあります。
太陽の塔の裏側は、黒い太陽が描かれていることは知っていましたが、実際に見ると黒い太陽の顔はペンキではなく黒いレンガで鼻と口が立体だと知りました。「へぇ~、意外とおちょぼ口なんだ」と気づきました。

中学生の頃、世界一周をしたという教育実習の先生に「なんで行ったのか?」というそもそもの無邪気な質問をしてしまったことがありますが、「自分で行くことによって、教科書に載っているような有名な像とかの裏側が見られるよ」という答えが返ってきました。確かに、ダビデ像のお尻はあまり写真には載らないよね...と妙に納得したことを思い出しました。

太陽の塔には、塔の上に「黄金の顔」、真ん中に「太陽の顔」、背中に「黒い太陽」の顔がありますが、第四の顔と言われる「地底の太陽」は入館しないと見ることができません。プロジェクションマッピングで地底の太陽の顔に映像が映し出される時、怖がりの次男はちょっとビビっていました。

太陽の塔の両腕の中は入れませんが、先の方まで階段が続いていました。塔の最上階あたりの生命の樹にはクロマニヨン人がいました。木の枝はまだ頭上高く続いていたので、もしかして、岡本太郎が考える進化の先の物の展示があるのではないかと思い、目を凝らしてみましたが何も見つけることはできませんでした。アメーバにはじまりアメーバに終わっていたら...とか想像するのは面白かったです。

小学生の長男は、生命の進化の過程をわかって下から順にみていましたが、次男はただただ大きな展示物を怖がっていました。帰りは別のらせん階段をパネルを見ながら降りることになります。そこに、「芸術は呪術である」という岡本太郎の言葉が書いてありました。「芸術は爆発だ!」という言葉は知っていましたが、怖い怖いとずっと言っている次男をみて、何かの呪術でも感じたのだろうかとふと思いました。

万博記念公園の近くの複合施設内に日本一の観覧車があります。帰りにその観覧車にのりました。足元はスケルトンだったので、スリル満点!次男が怖がるかと思いましたが、大人の方が怖かったです。子ども達はいろんな方向を見ようと狭い観覧車の中で動き回るので、その度に落ちやしないかドキドキ。全員の体重のバランスを考えながら、ゴンドラが傾かないようにとても気を使いました。さっきまであんなに大きかった太陽の塔を上から見ると、まるでおもちゃのように見えて不思議でしたよ。

神戸の人は意外とポートタワーにのぼったことがない人が多いというし、大阪の人も太陽の塔に入ったことがない人も多いのでは⁈太陽の塔は、子どもが大人になってもきっと記憶に残る思い出になるだろうなって思います。それだけインパクトが強いものでした。

愛知の万博の時には、人数制限のため「サツキとメイの家」には入れなかったのでまた機会があったら行ってみたいです。まだ先になりますが、2025年の万博で何を見ることができるのか今から楽しみ!

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