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子育て迷宮日記 子育ては迷うもの。レベルアップに向けて修行なう。

ヒラリーさん

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ヒラリーさん webデザイナー

9歳と4歳の息子を育てています。時短勤務のワーキングマザーです。全力で迷走するリアルな胸のうちをつづります。ちなみに魔女ではありません。

2016年6月10日

子連れのわが家の減災備品 ~迷宮レベル5~

いつ発生するかわからない地震。いまいちどわが家の防災対策を見直すことにしました。過去に大震災を体験しているにもかかわらず、わが家の備えはたったこれだけ。

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<備えていたもの>
100円均一の持ち出し袋、クラッカー缶(5年保存)、停電用ローソク、ライター、懐中電灯、折りたたみの水タンク10リットル用、マスク4枚となぜか日焼け止めの試供品

自分的にはコープの宅配でコツコツと集めたつもりでしたが、改めて並べてみると、これで家族3人が3日間生き延びられるとは到底思えません。
さて、これからどうやって備えるか...
参考に防災備品をセットで売っているサイトをみましたが、結構どれも高価です。ロープやホイッスルって使うんかな?という疑問の品もあり、とりあえず家の中にすでにあるもので役に立ちそうなものを、リュックのなかにポイポイと集めてみました。そして、足りないものは100均に行って揃えました。

<家にあったもの>
軍手、ポリ袋、ラップ、布テープ、消毒液、絆創膏、ひざ掛け毛布(雑誌の付録)、新聞紙、カイロ、トイレットペーパー、ポケットティッシュ、綿棒

<100均で購入したもの>
レインコート、油性ペン、メモ、着火ライター、ラップ、アルミホイル、包帯、耳栓、紙コップ、紙皿、フォーク・スプーン、爪切り

pic_1606_02.jpgチャック付きポリ袋に入れて、浸水しても大丈夫なようにしました。
よし!準備万端!!うひゃひゃ( ̄ー ̄)なんて思いながら、じゃじゃ~んと自慢げに夫に披露しました。すると、
「ああ、いますぐじゃないやつを揃えたんだね。」
「・・・。」
さすが!すごい!っていう言葉が返ってくるもんだと思っていたのにがっかり...
ちょっとへこみながらも 、そこは大人なので、言われた言葉を反復し、その意図するところを考えました。

いますぐじゃないやつということは、いますぐのがいる。いますぐは緊急ということで、1日なんとか生き延びられるもの、"命を守るためのもの"という軸で考えました。

そう思ったうえで改めて自分の集めた防災備品を見直すと、全然見当違いなのがわかりました。そもそもクラッカー缶以外に食料と水がない!
一瞬で見抜いた夫にほほぉ~うと感心しました。さすが!すごい!

地震直後にさっと掴んで持ち出す第1次持ち出し袋と、ひとまず地震がおさまってから自宅に必要なものを取りに帰るときに役立つ第2次持ち出し袋は別なんだとわかりました。あれやこれやリュックに詰め込んで、いざ背負ってみたら重たすぎて持てないって駄目だしね。

そういうことで、準備した備品を第2次持ち出し袋に降格し、第1次持ち出し袋の中身をごっそり変えることにしました。
1 日生き延びるためには、まず水が必要。次に調理の必要のない食べ物。寒いときに体をあたためる毛布。水が出ない時に使用できるトイレ。あとは傷等を手当できる救急セット。明かりが消えた中を照らす懐中電灯。情報収集のためのラジオと携帯の電池式の充電器と予備の電池。自分なりに絞りに絞ってみました!

pic_1606_03.jpg足りないものは、インターネットで注文しようと検索したところ、熊本の地震の後だったので、みな考えることは似ているらしく、値段が高騰していたり入荷時期未定で受付注文だったり。時期をずらすかどうか迷いましたが、迷ってるうちにおそらくまた忘れるだろうからポチッと注文。コープの宅配でタイミングよくでていた非常用のトイレも購入できました。

一通り注文し終わったところで気になったのが、まわりの人の防災備品。一番手近なところで、消防士の妻である姉に尋ねてみました。すると、災害の時は消防士は100%家に帰ってこないので、自分が防災備品をしっかり準備して家族を守ることができるようにしていると言っていました。しかも、庭の倉庫の中に下水のマンホールがあり、緊急時にはそのマンホールのふたを開けたら緊急トイレなんだとか。

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ちょうど3年前に買い置きしていた乾パンの賞味期限が間近だったので、最近のおやつは全部乾パンだとも言っていました。そして最後に、「旦那さんの帰りを待って頼りにしていても、実は死んでいたなんてことも起こり得るから、支援物資が届くまでの間、自分で子どもを守れるくらいの備えはしておくように!」と、ありがたいお言葉(笑)。

その話を聞いてから、昔読んだ『アリとキリギリス』という絵本を思い出しました。暑い夏のうちにアリはせっせと働いて冬の寒さに備えて食料を巣にためていて、夏に歌って遊んでいたキリギリスは、食料がなくなった冬にアリに恵んでくれと言うが断られ、その後凍死するみたいな内容。人生の冬に備えて、やっぱり備えは必要とつくづく感じました。

illust_1606_02.gif今までそんなに防災備品に注目しなかったのに今回の地震ですごく反応したのは、自分に子どもができたから心境が変化したのだと思いました。大人は3日間なにも食べなくても、水さえ飲んでいればなんとかなるかもしれないけど、成長期の子どもはそういうわけにはいきません。3歳だと、すぐに体力がなくなって弱ってしまいそうです。

illust_1606_03.gif非常持ち出し袋を準備して思いましたが、防災備品だけではやっぱり心許なく、ある程度日々のストックは大事なんだと思いました。ローリングストックという考え方です。日ごろ使い慣れているもののストックがあるということは、とても安心です。そして、防災備品は買って終わりではなく、子どもの成長に伴って必要なものも変化していくので定期的に見直しが必要だと思いました。

防災備品のことを考えていると、「あ、うちの夫は普段はコンタクトレンズだから使わなくなっていた古いメガネは第1次持ち出し袋に入れておこう!」とひらめいたりしました。
こうやって、わが家の防災備品はより一段とわが家に合ったものにカスタマイズされていきました。備えあれば憂いなし。「防災」は"災害を未然に防ぐ取り組み"を指しますが、地震などの大規模な自然災害の発生そのものを防ぐことはできません。そこで、"被害を最小に食い止める取り組み"として「減災」という考え方が阪神大震災以降に生まれたそうです。今回の一件で、やっとわが家の減災も一歩前進できたと思います。

そして、もしもの時のためにサバイバル能力を鍛えるため、はんごうすいさんスキルは必須かなと思いました。そうなると、アウトドア用品は代用できるものが多いということに気づきました。ネットで保存用の食料を調達しましたが、アウトドア用品を売っているお店に行くと、わたしが箱買いした保存食が1個単位から売っていました。今まで興味のなかったアウトドア。虫ばっかりで嫌やわ!なんて思っていましたが、最近ちょっと気になっています。

そういう思考の変化はもちろん周囲はわからないので、「そうだ!キャンプに行こう!」なんて突然言い出す変なやつ程度に思っているでしょう。わが子を自分で守るついでに、夫も守ってやるかな...なんて思いながら、YouTubeで火のおこし方を調べるのでした。

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