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子育て迷宮日記 子育ては迷うもの。レベルアップに向けて修行なう。

ヒラリーさん

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9歳と4歳の息子を育てています。時短勤務のワーキングマザーです。全力で迷走するリアルな胸のうちをつづります。ちなみに魔女ではありません。

2016年10月25日

はじめての稲刈り ~迷宮レベル10~

あなたは最後の晩餐に何を食べたいですか?
いろいろ思い浮かぶけど、わたしなら「おにぎり」と答えるかな!?

「お母さんの作ったおにぎりが食べたい」と言って、反抗期が過ぎてからも時々親に甘えていました。自分にとっての思い出の味でしょうか。

illust_16011_01.gif一方、うちの息子は、まったくと言っていいほど食に興味がない!少しお腹を満たせば途端に遊びだしてしまうのです。成長曲線の標準範囲には入っているが、その底辺をいつもうろうろ。なんとか大きく育ってほしいと願い、食に興味が持てるようごはんがどうやってつくられるか食育体験ができないものかとネットで探してみました。
どうせなら田植えからはじめたかったけど、気づいた頃には秋だったので稲刈り体験をすることに。

pic_1611_01.jpgよく考えてみると、私自身コンクリートジャングルで生活をしていたので、もちろん周りに緑は少なく、田植えや稲刈りはしたことがありません。稲が実った田んぼの風景は見たことがあるという程度。もちろん子どものためにという思いが先にあったけど、なんでも一度はやってみたいわたしは、遠足気分でとても楽しみにしていました。

稲刈り体験当日までに、長靴・首に巻くタオル・日よけの帽子・軍手・長袖の服を準備。

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はじめての稲刈り体験は、有馬温泉近くの畑ですることができました。集まったのは、未就学児から小学生の高学年くらいまでの子どもがいる家族連れ。やはり稲刈り体験なので、鎌で刈ることを考えたら、うちの4歳は幼いほうでした。

稲の葉っぱを触ってみると、予想通り若干手が切れるんじゃないかというような感触の葉っぱでした。稲の中にいたら、腕も切れそうなので、軍手や長袖の服は正解!天気が良くても、田んぼの中は靴がめり込むくらいの粘土質な土なので、長靴の選択も大正解!
まずは鎌の説明をききました。普通の鎌と違って、稲刈りの鎌は「のこぎり鎌」といって、歯がギザギザ。シャッと刈るのではなく、ザクっと湾曲しながら刈るイメージ。

まずは、4つ刈って1つにまとめ、また4つ刈ってはじめのものの上にX字になるよう置きます。そこを2~3本の藁でくるっとまわしながら束ねる。そのX字の状態のまま天日乾燥させたりもするが、最近ではコンバインで稲刈りから脱穀まで一度にしてしまうようです。

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pic_1611_02.jpgせっかくなので、息子に鎌を持たせ、大人と一緒に稲を刈ることにしました。稲に近づくと、稲の匂いがしました。草の匂いがすがすがしく、思いっきり深呼吸。

pic_1611_03.jpg何回か一緒に鎌で刈った後、稲を運ぶ役を息子に頼むと一生懸命運んでいました。どんどん刈っていくと、稲を置いている田んぼの端からどんどん遠くなります。稲を刈った後の田んぼはぬかるんで長靴がはまってしまい歩きにくかったので、ぬかるみに足をとられ動けなくなった息子は、次から田んぼの端でせっせと稲を積み上げていました。
当たり前のようで、なかなかイメージするのを忘れていたけど、田んぼにはたくさんの虫!カエルにバッタ、カマキリ、クモ。そしてなぜかかたつむり。息子にはパラダイスで、いつしか虫取りに夢中になっていました。

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隣で一心不乱に稲を刈っていた小学生の男の子は、どんどん楽しくなってきたようで時々鎌の存在を忘れて振り上げていたので、背後にいたわたしはヒヤリとしました。

illust_16011_04.gif自分が腰痛もちだった...ということをそろそろ思い出し始めた頃、刈った稲を脱穀するため機械の前に集まりました。昔ながらの脱穀の機械にチャレンジ。はた織りのように足で板を踏み機械を回転させながら、回転したトゲトゲで穂からもみをとるようです。

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稲からとれたもみには殻がついているので、それをすり鉢に入れ、軟式ボールでゴリゴリすりあげると白いお米があらわれました。

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そして、そのもみ殻にふっと息を吹きかけるとぶわっと飛び散って、玄米が残る仕組み。おうちでもやってくださいね~と笑顔で言われたが、うちには軟式ボールはありません。帰ってから、何か代用できるものはないかな~と考え、離乳食の時に使ったすり鉢とすりこぎ棒でやってみました。なかなか時間がかかるができないこともない。ちなみに、家の中ではふっと息を吹きかけると、リビングにもみ殻が舞い散って大変なことになるので中が必要。

玄米にした後で、精米して白米にする作業もあるが、手作業でするのは大変なので玄米のまま白米に混ぜて炊いたごはんを食べる方法もあるというアドバイスをもらいました。
稲刈りと脱穀、もみすりの作業が終わると汗もかき、秋の風が気持ちいい。

米という字は八十八と書くように、たくさんの手間がかかると言われています。88の工程があったり、実るまでに88日間かかるといった豆知識も教えてもらいました。
子どもの頃お茶碗にご飯を残していると、「お百姓さんが一生懸命つくったお米が・・・」というような説教をよく聞かされたものですが、88の工程のわずか2~3工程だけでも体験したことで、やっとその話が体に入ったように思いました。

はじめての稲刈りを終え、『やっぱり最後の晩餐はおにぎりでええわ。ただの白飯ちゃうやん』と再確認しました。

illust_16011_05.gifこれで息子もいつもよりご飯をたくさん食べて、残さないようになってくれたら万々歳。
さて温泉にでも入って帰るかな~と帰り支度をはじめた時、わたしと息子は目がかゆく、くしゃみをするようになっていました...。

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