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子育て迷宮日記 子育ては迷うもの。レベルアップに向けて修行なう。

ヒラリーさん

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10歳と6歳の息子を育てています。時短勤務のワーキングマザーです。全力で迷走するリアルな胸のうちをつづります。ちなみに魔女ではありません。

2022年11月25日

小4男子、ひょうたんと稲を育てる ~迷宮レベル70~

長男が6月に小学校からひょうたんの苗を持って帰ってきました。
何の前触れもなかったので、びっくりしました。1年生のときは夏休みに朝顔を持って帰ってきたけど、今度はひょうたん⁈

「それってへちまじゃないの?ひょうたんなの?」と何度も同じ質問をしてみましたが答えは変わりません(当たり前)。ひょうたんって食べることができたかな?一体何に使うのさ...。へちまは、へちま水とかスポンジとか自分の記憶をさかのぼって思い出すことはあるけれども。

ひょうたんは学校の授業で種から芽が出るまでの様子を観察したようで、あとはご自宅でどうぞという流れみたいです。そして、同じような時期に学校から稲も持ち帰ってきました。稲は2リットルのペットボトルで育てると言います。そんなん急に言われてもペットボトルはないし...。
ベランダには何も育てていないプランターがあったので、とりあえずそこに植えてみました。

とりあえず稲とひょうたんを植えてみた

3日ほどすると、ひょうたんから生命力の強そうな長い手のようなツルが伸びてきました。
これはもしや、朝顔みたいに支柱とかネットとかが必要なのでは⁈稲は、2リットルのペットボトルが用意できてから移し替えてみました。

ちょっと土の量が多いようですよ

ひょうたんは、藤の花やぶどうみたいにぶら下がってできるイメージだけど、一体どうやってマンションのベランダでひょうたんが育てられるのかわかりません。まあ、とりあえずフックを粘着テープで壁に貼り付けてそこにネットでも掛けておこうかしら⁈

夏の暑い時期、ひょうたんはとてつもないスピードで緑の葉っぱをつけていきました。これは思ったより良いグリーンカーテンです。朝顔やゴーヤより緑の勢いがすごい!

せっせと毎日水やりをする息子。風で倒れないようにしないとね。

公園で遊んでいるとき、ふとお友達のマンションに目をやるとそこのベランダも外からすごい勢いの緑の葉っぱが見えました。もしかして、小学4年生がいる家は外から一目でわかってしまうのでは⁈

ひょうたんのツルはとても細く、生きているタコの手足のようにクルクルと絡みついています。網戸の小さい隙間にもツルは絡みついてしまい、ほどくのが大変でした。無理やりブチッとはがすと網戸の方が破れるという強さ!ツルはどんな隙間でも滑り込み、エアコンの室外機の中まで侵入しようと企てていたので慌てて止めました。

.ベランダで水浴びをしながら、水やりをする息子

8月になると、ひょうたんに白い花が一輪咲きました。

念願のひょうたんの花がやっと咲きました。

そして枯れました。花が枯れても実がなりません。もしやマンションだから虫があまり来ないので受粉させないといけないのでは?と思い調べてみると、どうやら雄花と雌花があるようです。
ということは、一輪だけ花が咲いてもダメなやつや~ん!
その後、ひたすら2輪以上の花が同時に咲くかどうか待ちました。花は咲きましたが、どれが雌花でどれが雄花かわかりません。後から考えてみると、わからなかったのではなく、咲いていたのは全部雄花だったのです。

そこから1カ月くらいしてようやく雌花が咲いたとき、一目で違いがわかりました。雌花は根元の子房というところがちょっとぷっくり膨らんでいて、花の真ん中にある黄色いめしべが丸く大きかったです。たまたまタイミングよく咲いた雄花と雌花があったので、花粉をつけてみました。すると、忘れたころに1つだけひょうたんの実ができていました!

約8cmのひょうたんの実ができました。思ったより小さい!

え⁈ということは、毎回人工授粉しないと実ができないのかしら?
苗1つより、3つくらい同時に育てた方が良かったのだろうな~と思いました。もしくは、雄花の花粉だけ取っておくとかかな?

稲は9月上旬に花が咲きました。

飛び出すおしべ。よく見ないとなかなか気づきません。

稲は特に何もせず実がなりましたよ。緑の穂はだんだんと黄色く色づき下に垂れていきました。

すごい!ペットボトルでもお米ができたよ。

実際ペットボトルで稲を育ててもわずかな米粒しかできませんでした。お米ができるまで何カ月もお世話をしたので、これから米粒ひとつ残すことなくご飯を食べてくれることを母は期待しています。これからお茶碗に残った米粒を見るたびに、一生懸命育てたペットボトルのお米の数と比べるかも⁈

11月になるとひょうたんの葉もだいぶ枯れてしまい、もうそろそろ終わりのような感じがします。ひょうたんを育て出してから何カ月も経ちましたが、結局収穫できたのはあの1つだけでした。昔は水筒とかの代わりだったのだろうか...。ひょうたんにお茶を入れて持っていくのは現実的ではないし、一体どうしたものかな。

ひょうたんをじ~っと見ていると、ふと思いつきました。

ダルマかな。
たくさんあったらマトリョーシカでもできたのかしら。

息子にどうするか尋ねてみると、何もせずそのまま飾りたいという返事。
そして、時々眺めてニヤッとするそうです。ひょうたんは"トロフィー"になりました。
毎日がんばったね。

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