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子育て迷宮日記 子育ては迷うもの。レベルアップに向けて修行なう。

ヒラリーさん

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10歳と6歳の息子を育てています。時短勤務のワーキングマザーです。全力で迷走するリアルな胸のうちをつづります。ちなみに魔女ではありません。

2016年12月21日

4歳児にも反抗期!? ~迷宮レベル12~

第1次反抗期と呼ばれる「魔の2歳、悪魔の3歳」ときて「天使の4歳」ということばがあります。2歳のイヤイヤ攻撃の時期が終わったあとの、悪魔の3歳には正直ビビっていましたが、実際はどうしてこんなにかわいいのだろうかというほど、発言や行動がかわいらしく、とても楽しかったのを覚えています。

4歳になり、ひととおり自分のことは自分でできるようになり、大人と同じような会話もでき、自分の意見も言えるようになりました。
しかし、最近また反抗期がやってきたのかと思うほど大変です。
頑固おやじのように、いったん自分の望みを言い出したらそれが叶うまで譲ろうとしません。この世の終わりかのように泣きじゃくり、4歳で体力もついてきたので延々と泣き続けます。
あれ!?...「天使の4歳」じゃなかったっけ?...

★最近の朝の様子
うちはたいてい夜9時に寝て、朝は保育所に間に合うようにわたしが6時半に息子を起こしています。たまにパパに起こされると、寝室から泣き声が聞こえてきます。「俺じゃあかんわ~」といって、起こさず戻ってくることも。

ヒラリー家の朝は忙しいので、パパに「喝!」をいれもう一度起こしに行ってもらいます。ぎゃーと息子の悲鳴があがり、おいおい泣いた息子がパパに抱えられ、リビングのソファまで連行されてきました。

illust_1701_01.gifすると、息子は走って寝室までもどってしまい、「ママ~...、ママ~...(泣)」」と助けを呼んでいます。
正直面倒くさいのですが、いつものようにわたしが抱っこをしてリビングに連れていくと、おとなしくそのままソファの上でまたウトウトし始めます。
息子なりに毎日のルーティンがあって、それと違うと激しく抵抗するようです。

食パンがたまたま2枚しかなく、誰かが違うものを食べていたりすると必ずそれがほしくなります。食べる前に「パンかごはんかどっちがいいの?」と尋ね、「パン!」という返事を聞いてからパンを用意したにも関わらず、ひと口食べて「やっぱりごはんがいい...ごはんが食べたい。」とぐずり始めることも。
「出されたものを食べなさい!(怒)」と叱っても、またうえ~んと大声で泣きます。
体も大きくなったので、全身を使って抵抗するとなかなか激しいです。家の中で泣くときは、床に大の字でうつぶせになり、床が涙で濡れます。

「仕方がないね~、じゃあ今日だけよ。」といってご飯を用意したこともありましたが、「今日だけ」というのはなかなか息子に守ってもらえる約束ではありません。泣いたら言うことを聞いてもらえるという図式が出来上がりそうになりました。
ちゃんと理由を説明したり、なだめたり、明日は好きなご飯にしようと提案したりもしますが、泣いている子の耳にははいりません。

結局いつも息子にカミナリが落ちることになります。

illust_1701_02.gif
朝食にりんごを切って出した時は、「切ってない大きいやつを食べたかった~」と大泣きです。毎日何かしら思い通りではないとケチをつけては泣いています。

★どんどん歩きたい
息子が3歳の頃、全然歩こうとしなくなり外では常に抱っこを要求するので、どうやって歩かせようかいろいろ手をつくしたことがありました。結局良い方法がなく、4歳を過ぎた頃、急にどんどん歩くようになりました。きっかけは雨です。
雨の日の保育所のお迎えはいつも車でしたが、わたしの運転が下手なせいで狭い駐車場でガリガリとよくこすっていました。その光景をパパがみて毎回悲鳴をあげるので、仕方なしに徒歩で息子の傘と長靴を持ってお迎えに行ったことがありました。その帰り道、水たまりごとに寄り道をしてバシャバシャ遊びながら帰ったことが楽しかったようで、天気が良い日に自転車でお迎えに行っても歩いて帰りたいというようになりました。

冬になるとお迎えの時間の5時半はもう真っ暗。早く帰って夕飯の支度をしたいのですが、せっかく歩くと言い出したので自転車のライトをつけて歩いて帰りました。わたしにとっても良い運動になるかな?なんて思っていましたが、毎日毎日歩いて帰るとなると仕事帰りはくたびれる日もあります。
「今日はささっと自転車で帰るよ。」と息子を自転車に乗せようとしましたが、体を一本の棒のようにまっすぐにして自転車に座らないように全身で抵抗します。棒な息子を自転車に刺すのは一苦労。ここでも泣いて「歩いて帰りたい~」と主張します。

illust_1701_03.gifそんなことがあって、土日にお出かけをしてみたら、何時間も歩けるようになっていました。逆にわたしがくたびれて、ちょっとカフェしない?なんて言うくらい。
神戸の森林植物園に行ったときは、アップダウンの激しい坂道をずっと走っていました。
山道でもへっちゃらなんて、いつの間に...と驚きますが、毎日歩いて帰るうちに足腰が強くなったのならあの苦労も報われる!?
泣いて歩きたいという日がくるなんて、3歳の歩かない時期で悩んでいたわたしに教えてあげたい...

★なぜなぜ攻撃
反抗ではないですが、よく「どうして?」「なんで?」と頻繁に言うようになりました。どうしてテレビをずっとみたらダメなの?お外で携帯の動画をみたらダメなの?どうしてお風呂のお水は飲んだらダメなの?どうして寝ないといけないの?どうして野菜を食べないといけないの?...息子の頭の中は?でいっぱいです。

子どもがわかるように説明するのは、とても難しいです。Wi-Fiの環境じゃないと携帯で動画を見たらパケットが・・・なんていっても通用しません。自分の子どもの頃は、テレビや漫画ばかりみているとバカになると言われました。

はたして本当にバカになるのかどうかわかりませんが、テレビを見る時間を他の何か有意義な時間に充てられることは確かです。
なんとか息子の疑問に答えていましたが、「今日のお月様はなんで半分?残りはどこにいったの?」と聞かれ、困りました。

illust_1701_04.gif月には満ち欠けがあって~...と説明しようかと思いましたが、面倒になり「誰かが食べたんじゃない?」と返すと、「誰が食べたの?ママ?」とお月様を食べた犯人を捜しだしたので、テキトーに返すのはダメだなと思いました。
こういう時は、図鑑です。

子どもと一緒に図鑑で答えを探すとのっていました。
お月様は夜だけじゃなく、昼間も実は見えること。太陽が照らしているところだけ光って見えること。ほんとうに理解したのかどうかはわかりませんが、「へぇ~、そうなんだ~」と返事をしていました。

朝、猛スピードで自転車をこいで保育所へ向かっているとき、息子が「ママ、白いお月様が見えてる。」と空を指さしました。
ついに見つけましたね~。
今まで見なかったものに気づくなんて。
「ほんまやな~」と自転車をとめて白い月をみましたが、のんびりしていられないので、また猛スピードで保育所に向かいました。

★4歳のクリスマスプレゼント
今まではクリスマスにサンタさんがプレゼントをもって~と話してみてもいまいちわかってなかったようなので、このタイミングで「クリスマスってなに?」という質問がきたので、真面目に答えてみました。

「クリスマスはイエス様のお誕生日です。イエス様は神様の子どもです。」
「なんでお誕生日?」
「・・・。」
やっぱりまだ難しいようです。サンタさんがプレゼント系~の話の方が子どもにとって嬉しいのかしら。

去年息子にクリスマスプレゼントは何がほしいか聞くと、
「青。」
という答え。さっぱり意味がわからないので、無視しました。
今年息子に同じ質問をしてみると、
「リモコン。」
と答えていました。なんの?・・・

数日経ってから、「プレゼント考えた。」というので何か尋ねると、
「男の自転車。」
と答えていました。なんかいっつもちょっと変。男の自転車ってめっちゃ強そうなやつかしら。

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