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子育て迷宮日記 子育ては迷うもの。レベルアップに向けて修行なう。

ヒラリーさん

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12歳と7歳の息子を育てています。時短勤務のワーキングマザーです。全力で迷走するリアルな胸のうちをつづります。ちなみに魔女ではありません。

2024年10月22日

小6の長男が広島へ修学旅行に行く~迷宮レベル88~

修学旅行のお弁当。リクエストがから揚げだったので、朝から揚げることに

小学6年生の一大イベントの修学旅行は、1泊2日の広島です。平和学習の一環として、原爆を投下された広島に赴き、戦争の恐ろしさや平和の大切さについて知ることが目的のようです。世界遺産の原爆ドームや厳島神社では歴史にふれることができるでしょう。

ちなみにわたしが小学6年生の時の修学旅行先は奈良でしたよ。小さいカエルの置物をなぜか買った記憶があります。長男ははたしてどんなお土産を買ってくるのでしょうか。

★グループ活動で練習をする

修学旅行に行くために、1学期から子ども達の主体性を尊重し話し合いを重ね、自分の行動は自分で決め実行できるように校外学習で練習していたようです。1回目の校外学習は姫路でした。はじめに歴史博物館に全員で訪れ、その後(1)姫路城(2)姫路動物園(3)美術館の中から自分で行きたい場所を選びます。同じ行先で4人ほどのグループをつくり、班行動をするそうです。学校へ帰ってきてから校外学習の振り返りをし、次はどのように行動したら良いのか話し合いを重ねていったといいます。

2回目の校外学習は、明石です。ここでも天文科学館や魚の棚、明石公園の中から事前に行先を選び、計画的に班行動の練習をしていました。ここでは1,000円のお小遣いを持っていき、好きな物を買っても良いということでした。市場の魚の棚ではお店も多く、途中数グループが合流し、気づいた時には班からはぐれてしまう子もいたようです。声をかけ合ったり、途中の点呼や目視での班の仲間の位置確認も必要だと気付いたようです。

家に帰ってきた長男のリュックの中から、明石の方言が書かれている紙の束が3~4枚出てきました。同じものがなぜ...と思っていると、これはクジ引きのハズレ商品だといいます。そして、握ると目玉の飛び出る、こぶし大のタコのキーボルダーも買ってきました。『いらねぇ~‼』と心の中で母は絶叫。どうせそのうち床の上に転がったままになっているキーボルダーをうっかり踏んで目玉が飛び出ることになるのでしょうよ。

限られたお小遣いの中で同じクジ引きを4回もする長男には、お金の使い方をもっと考えるようにアドバイスが必要だったのかしら。お友達は、果物屋さんでぶどうなどの高級フルーツを買ってきたり、ママのために小さな可愛いキーホルダーを買ってきてくれたと聞きました。いいな~...。まあ、想像通りの小6男子で笑えるけど...。お金は実際に使って経験するものなのでしょうか。

★修学旅行の準備をする

意外と少ない荷物。小カバンの中身はペットボトル2本とレジャーシート。

5年生で行った4泊5日の自然学校では50リットルの大型リュックを持っていきました。修学旅行では、大カバンと小カバンに分けて持っていきます。大カバンといっても1泊なので荷物の量は少なかったのですが、長男はバッグインバッグにするといって、自然学校の時に使ったリュックを持っていきました。お友達は、パパのリュックを大カバンにして小バッグはナップサックや普段使いのリュックだと言っていました。当日は背中にリュック、前にもリュックスタイルで行く子が多かったですよ。

着替えはチャック付きの保存袋に入れて整理し、何度も自分で確認するように準備をしました。自然学校で長男は、リュックの底にあったパンツを見つけられずに3日間同じパンツをはいていたというので、自分の荷物は自分で把握するのは身に染みていることでしょう(笑)

修学旅行で宿泊するホテルは、2人部屋です。夕食後はその部屋から出てはいけないといいます。部屋間の移動を可能にすると、誰がどこにいるか把握ができず、または部屋に1人とり残されたりする子が出てくるからでしょうか?そこで、部屋内で楽しくすごせるようにボードゲームやカードゲームも荷物に入れておきました。

★修学旅行に行く

最近の長男は、外でカメラを向けると極端に嫌がります。マスクをしたり、下を向いたり、その場から逃げたりします。反抗期突入でしょうか⁈「もうほんとそーいうのはいいから、やめて?」と何度言われたことか。それでも母は息子の成長の記念に写真はとりたいので、交渉をしましたよ。しかし、長男が途中から話を聞かなくなったので、母はガチギレ。これからは一切写真は撮らない!本当に終わりにしますと言うと、長男が折れる形で「もう撮ってもいいよ」と譲ってくれました。脅迫ではなく話し合いをしたかったのだけど、長男の方が大人だったようです。情けない母ですね。でも譲れない。

新幹線のコンコースで出発式と解散式があり、修学旅行係だった長男は前に出て発表したので、わたしはここぞとばかりに写真を撮りましたよ。もう公認ですからね!今までは全部嫌がっているのがわかる表情ばかりの写真でしたが、この日をさかいに笑顔の写真が撮れるようになりました。修学旅行中に撮れる写真はどんな表情かな。

修学旅行は平和学習の一環でしたが、原爆ドームやガイドさんの話を聞いているうちに、戦争の悲惨さが怖くなったようで、途中から目をつぶってただ時間が過ぎるのを待っていたと言います。息子には少しばかり強烈だったようで、心が重苦しいと感じたみたいです。その感覚も大切な経験になったことでしょう。

ホテルでの食事は夕食と朝食のバイキングで、ミニトマトを15個食べたと言います。他にもおいしそうなものがありそうなのに、なぜ⁈

夕食後の部屋で過ごす時間は修学旅行で一番楽しかったようです。笑って騒ぎすぎて先生に怒られたと言います。修学旅行あるあるかな。

2日目の宮島では、もみじまんじゅう作り体験やしゃもじ作りを選べます。修学旅行のお小遣いは5,000円です。みやじマリン宮島水族館では、チンアナゴの長い鉛筆を弟のお土産に買ってきてくれました。揚げもみじ饅頭の買い食いもしたようです。牡蠣は好きだけど、お小遣いが足りなかったようで断念したと言います。

長男が買ってきたお土産。もみじ饅頭のキーホルダーは、押したらあんこが飛び出る仕様。

修学旅行の1泊2日は、本当に早すぎる!せめて2泊3日だったらよかったのにな、と思うほど濃縮した旅だったようです。大人になっても思い出せるほどの楽しい修学旅行に行くことができて最高によかったと思います。

修学旅行から帰ってきた息子に、「どうだった?何が楽しかった?」など矢継ぎ早に質問攻めにしましたが、「よかったよ」の一言で終了。も~う、もっと会話をしてほしい。思春期と反抗期に突入してきた長男ですが、自分のタイミングで思い出したときにポツリポツリ小出しに修学旅行の話を聞かせてくれましたよ。長男の友達にどうだったか尋ねてみると、意外な話が聞けて面白かったです。

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