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子育て迷宮日記 子育ては迷うもの。レベルアップに向けて修行なう。

ヒラリーさん

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12歳と7歳の息子を育てています。時短勤務のワーキングマザーです。全力で迷走するリアルな胸のうちをつづります。ちなみに魔女ではありません。

2024年6月25日

小学1年生の約束~迷宮レベル85~

子ども2人が小学校にあがって一番の変化は、朝の時間です。保育園への送迎がないだけでこんなにも朝の時間に余裕ができるのかと驚きました。朝ドラを観てからの出勤、なんて贅沢なのでしょう‼そう考えると、10年以上保育園の送迎をよく頑張ったなぁとしみじみ思います。

★子どものひとり歩き

登校班のある地区の小学校なので、朝は子どもたちだけで学校に行ってくれます。はじめの2週間ほどは朝の登校班に付き添いました。帰りは1カ月ほどお迎えに行きました。少しずつ迎えに行く距離を短くして、子どもだけで帰ってこられるよう見守りました。いつまで迎えに行こうか考えていたところ、次男から「もう1人でも大丈夫だから」と言われました。どうも1人で帰ってみたい、やってみたいという気持ちが芽生えたようです。

次の日、家で待つことにしました。マンションのベランダから帰ってくる次男を見ていましたが、同じマンションのお友達と帰ってくるかな?と思いきや、1人で猛ダッシュして帰ってきたので息が弾んでいます。「ただいま!」と元気よく、汗だくです。歩道のない道の四つ角も走っていたのがとてもハラハラしました。危ない!とテレパシーでも飛ばせられたら良いのだけど。「走ったら危ないから今度は歩いて帰っておいで」と、アドバイス。「お友達は?1人だったの?」と尋ねると、「1人で帰ってくるっていったやん!」とぷりぷりしています。そういう意味だったのね~。

「お話しながらお友達と歩いて帰ってくるのも楽しいと思うよ~」とささやいてみましたが、それから2週間ほどは1人で帰ってきました。お友達とうまくいってないのかな?とふと思い、何度か再び下校途中のお迎えに行きました。案の定ひとりだったので、何人か近所のお友達の名前を聞いてみました。すると、クラスが違うから終わる時間がそれぞれ微妙にずれていたり、生活の授業で植えたアサガオを見ていたから先に帰ってきたと言います。『それくらい待ったれよ~...』と心の中で思いましたが、「一緒にアサガオを観察したり比べてみても面白いかもね」と話しました。まあ、1人で帰ってきても全然良いのだけど...。

6月に入ったころ、次男はお友達と一緒に帰ってきました。「今日は楽しかった!明日も一緒に帰ってくるわ!」とウキウキしています。1人で帰って、友達と帰って、自分のペースでステップアップしているのでしょうか。ようやくホッとしました。

★小学1年生の約束

家に帰ってきた次男が、「今日はY君と遊ぶ約束をしてきた!」と言います。はじめて聞くお友達の名前です。「場所は?」と尋ねると、「カバのとこ?」といいます。どこやねん...。

「何時?」と尋ねると、「4時か5時?」といいます。遅っ!絶対あやしい。ほんまかな~、ほんまかな~と半信半疑でカバの置物があるところを探し、公園のはしごをしてみましたが案の定お友達はいません。代わりに公園で遊んでいた他の1年生を見つけて遊びの輪にすぐに加わっていました。そういうところはほんとたくましい。

約束の場所と時間は?おしえてカバくん。

それから何度かY君と遊ぶ約束をしていましたが一向に出会うことはありませんでした。実在しているのか?と思うほどです。約束をする時は、場所と時間を必ず確認するように伝えましたが、小学1年生の公園遊びは親が同伴することも多く、その都合もあるのだろうと思いました。現に、いつもいきなり約束をしてくる次男に面食らうことがあったのは事実です。

次男の夏休みの学童保育を申し込みに行ったときに、学童の部屋の壁にそのY君の名前が書いてあるのを偶然発見!学童保育に通っている子との公園遊びは、遅い時間になるよね...。そういうことなのね。

他のお友達と公園で遊んでいた金曜日の夕方、「お~い!」と走ってくる男の子。Y君のようです!「やっと会えたな!」とお互い抱き合って喜んでいます。Y君に話を聞いてみたところ、平日は自分の家から広い道路をこえる公園には行ってはいけないと言われたこと、金曜日は特別に許可が下りたこと、いつも遊ぶ公園は違う公園だったこと、たまに学童へ行くことを聞きました。金曜日はどこに行っても良いし、何を食べても良いし、動画だってどんだけ見てもいいねん!と教えてくれました。花金やね。

小学1年生のあるあるでしょうか。約束して放課後一緒に遊ぶことがこんなに難しいなんて。今はその場にいる子と遊ぶ方が合っているのかな。公園に付き添っていると、次男が小学校でもうまくやっているのだろうと子どもたちのやりとりをみて思いました。

いつから公園へひとりで遊びに行くのをオッケーするかですが、とりあえず時計が読めて時間を守れるようになってからだろうと思います。そういう話をママ友としていると、「わたしは子どもにキッチンタイマーを渡すこともあるよ」と教えてくれました。60分、タイマーが鳴ったら帰ってくるようです(笑)

長男の時は、小学3年生でも約束していた公園で長時間待ちぼうけもあり、直接友達の家に迎えに行くのが確実だと悟りました。男の子あるあるなのか、気分によって行くのをやめたりすることもあるようです。そういうことを姉に話すと、大学生でもそうだと教えてくれました。約束自体がふわっとしているといいます。そして、約束が実行されなくてもお互いそこまで気にしていないといいます。これが令和の約束⁈

ハイテンションであればあるほど、遊べなかったときは落ち込むだろうけど、何度も約束をしていくうちにどうしたら良いかひとつずつ学んでいくのかな。そのうち似た者同士が集まっていくだろうし、小学1年生の次男の遊ぶ約束は本人に任せて、もうしばらくはわたしも一緒に振り回されてみようかと思います。そのために、体力温存!30分でも昼寝はしますよ~。

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