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子育て迷宮日記 子育ては迷うもの。レベルアップに向けて修行なう。

ヒラリーさん

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ヒラリーさん webデザイナー

10歳と6歳の息子を育てています。時短勤務のワーキングマザーです。全力で迷走するリアルな胸のうちをつづります。ちなみに魔女ではありません。

2017年9月 5日

妊娠期間中に手作りしたもの ~迷宮レベル18~

産休に入り、まずはじめに取り掛かったのは家の中の片付け。
今回は、長男の保育所の関係もあり里帰り出産を選択せず、(親を)呼び寄せ出産することにしました。入院している間は自分の家で家事をしてもらうので、「どこの扉を開けてもはずかしくないようにしておかないと!」という変な見栄っ張りな意識が自分の首を締めることに。作業リストを作成し、重たい身体でも無理のないよう毎日計画的に整理整頓をこなしていきました。

ひととおり綺麗に片付いたあとで、今回の妊娠期間はどう過ごそうかな~と考えました。
長男のときは、ひたすら家の中で高校野球やオリンピックをみて過ごし、「意外と暇やな~。」なんて、のんきなことを言いながら冷房がよくきいた部屋の中でのんびり過ごしました。
今回は、長男の保育所の送り迎えもあるので活動量も多くよく動いていたので、連鎖的に何かしようという気持ちも前よりありました。

そこで、生まれてくる赤ちゃんのために何か手作りしてみようと思い、マタニティーのイベントをネットで検索。子供服のお店が定期的に開催しているイベントが目に留まりました。ベビーベッドにとりつける赤ちゃんのおもちゃの、ベッドメリーを作るイベントです。
どうせなら友だちにも会いたいと一石二鳥を企み、同じ時期に出産の友だちを誘いました。

当日早めにお店に着き、店員さんとお話をしながら友達を待ちました。このお店は朝ドラにも登場したお店で、創業者のちょっとしたエピソードなども聞かせてもらいました。
友だちがくると、お互いのお腹の大きさや妊娠中のしんどさなど妊婦あるある話で盛りあがり、おしゃべりがとまりません。

肝心のベッドメリーのイベントは、想像以上に簡単な作業でした。選んだ布を山折谷折にして、真ん中をたこ糸で結び、刺繍枠に挟んでできあがりです。

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簡単な作業で見栄えのするものができあがったので気を良くし、刺繍のイベントにも参加することにしました。小学生の頃によく刺繍をしていたので手芸は得意でしたが、大人になってからは全くしていなかったので、不安はありました。
実際に刺繍のイベントに参加してみるとひとりひとり丁寧に教えてもらえたので、なんとか刺繍入りの赤ちゃんのよだれかけができあがりました。

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刺繍で一番気になったのが、生地の裏の刺繍あと。表がきれいでも裏の刺繍糸がでたらめで汚なかったらドン引きです。わたしなりのきれいに刺繍するポイントは、玉結びの玉をできるだけ小さくすることです。

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そのコツも聞き、「一針一針生まれてくる赤ちゃんのことを思い縫う」という素敵な言葉を右から左に受け流し、一心不乱にがっしがっしと縫っていきました。こういう単純作業は心が無になれるので好きです。

まわりの人と出来上がったものを褒め合い調子に乗ったわたしは、夫に内緒で何かとびきり贅沢なものを食べてやろうと、お店の周辺をウロウロしました。内緒にする必要はこれっぽっちもないのだけれど、「内緒で!」という言葉にわくわくテンションはあがります。内緒でアイスクリーム、内緒でステーキなどすぐに食べ物に走ってしまう思考の傾向も、すでに夫に見破られつつありますが、充実した妊婦生活の最後を「うな重」で締めくくりました。

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「今日は何をしたの?」という夫の質問に、うなぎをすでに攻略して満足したわたしは、うっかり「うなぎ」ともらしてしまい、すかさず、「刺繍!」と言って、赤ちゃんのよだれかけを見せ、刺繍うんちくを聞かせるのでした。

次回はいよいよ出産体験です!

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