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ナミさん
9歳と6歳の男の子のママです。子育てに奮闘するリアルな日常を綴ります。
2022年8月23日
【第21回】アメリカでの学校と保育園
◎アメリカでの学校と保育園
子どもたちは1月に現地の小学校と保育園に入った。
日本では二人は2学年差だがアメリカでは3学年差。こちらは9月始まりなので9月初め〜次の年の8月末までの誕生日の子が同じ学年になる。長男は7月生まれなので、1学年繰り上がり、日本では幼稚園の年長だったのがいきなり1年生のクラスに入ることになった。
次男は2月生まれなので学年は変わらない。なので3学年差になる。
長男は、卒園式も入学式もないまま突然小学生になって混乱するだろうなぁと心配していたが、案外早く慣れて一週間もすると「学校楽しい!」と言うようになっていた。
言語の問題を一番心配していたが、とにかく単語を並べるだけのコミュニケーションで意外と不自由はしていないようだ。
日本で2歳から通っていた英会話教室で、英語を母国語とする先生と接していたことが精神的負担を軽くしているのかもしれない。
それと英語が母国語でない生徒に対する学校のサポートが充実していることがすごく大きい。担任の先生も息子が言語による不自由を感じないように配慮してくれているようだ。
ELLクラス(英語が第二言語となる生徒のクラス)の授業があり、英語を基礎から勉強出来るのも心強い。多様な国の人たちが集まるアメリカならではの充実したシステムだ。
クラスの子たちも積極的に話しかけてくれるらしい。最初は意味が分からないことが多かったみたいだが、特にそれで一緒に遊べないとはならないようだ。小学1年生の男子たちの遊び方は特に日本と変わらないように見える。
そんなサポートを受けて、今のところ長男は楽しい学校生活を送っている。
次男は、Daycare(託児所だが日本の保育園の雰囲気に近い)に通うことになった。約1年半Daycareに通いKindergardenに上がることになる。Kindergardenは、入学前の学年で義務教育となり、小学校の校舎内にある。
Kindergardenから入る子も多いらしいが、次男は日本で集団生活に慣れてきたところだったので、どこかに入れたかった。プリスクールやDaycareを探していたが、なかなか空いているところが見つからず、何とか見つけた2か所に見学に行きそのうちの1つに決定した。そこは日本人が全くいないところだった。
「この年齢の子は半年もあればしゃべれるようになりますよ〜」(英語)とDaycareの先生に言われてちょっと期待したが、実際に通うようになると人見知り場所見知りの激しい次男は案の定「行きたくない」と泣いた。結構な声で泣く次男を、先生が「I know. I know.」となだめながら連れて行くというのが毎朝の光景だった。
胸を締め付けられるような気持ちになりながらも、時間が経てば慣れてくれるはず!と信じてDaycareの建物を後にする日々がしばらく続いた。でも、ここ2〜3カ月で一気に慣れてきたようで、泣かずにスタスタと部屋に入るようになった。お迎えの時に友達と楽しそうに遊んでいるのを見るのは嬉しい(^^)
長男の小学校は給食があるのだが、ほぼ毎日お弁当を持たせている。クラスの半数ほどの子がお弁当を持ってきているらしい。給食はとても簡易で、味付けが日本のものと違うので長男は食べ慣れなくて苦手らしい。
次男も毎日お弁当で、その上に送迎があるので朝は結構バタバタだ。長男は夫が送って行くので少し楽。アメリカでは小学生でも親が送迎するのが一般的らしい。
今考えると、日本の幼稚園ではほぼ毎日給食&バス通園だったので、とってもありがたいことだったんだと実感!
◎カルチャーフェスティバル
春に長男の小学校でカルチャーフェスティバルがあった。自国の文化を披露するイベントだ。会場に立ち並ぶブースを見て、こんなにたくさんの国の人たちが在席してるんだ!と驚いた。
1つ目の会場には文化を見る、体験するブースがあり、2つ目の会場は各国の料理が並ぶカフェになっていた。
日本ブースも、十数家族が協力して何日もかけて準備をした。
カフェでは手作りの抹茶クッキーと緑茶を出し、文化コーナーでは折り紙などの体験、千代紙で飾った栞のお土産、子どもに人気のアニメ紹介、日本の給食や教科書、ランドセルなどの展示と紹介を行った。さらに、浴衣や着物を着ておもてなしし大盛況だった(^^)
◎免許の取得
渡米してしばらくは国際免許で運転していたが、有効期限が1年なのでマサチューセッツ州の運転免許を取得した。子どもたちの送り迎えや買い物などで絶対に必要なので出来るだけ早く取りたかったのだ。オンラインでの筆記試験(仮免)の後、実技試験を予約。車で30分ほどのところにある教習所で試験を受けた。
試験官は現役の警察官。試験内容はきちんと交通ルールを理解しているか、縦列駐車、バック、3ポイントターンなどの技術があるかどうかを見られる。通訳者の同席は有りなので、すでに免許取得済みの夫に頼んだ。
本番の試験を担当してくれた試験官は、私たちが乗車しても、あいさつはもちろんこちらを見ることもなく手だけを出して書類を受け取り、すぐに試験開始。
指示どおり運転し最後に駐車した後、無表情無言のまま書類を返され合格なのかどうかも分からないまま、待機していた教官に書類を渡す。「Congratulations!」と言われて初めて自分の合格を知る。
試験官の態度は無愛想なのがスタンダードで不機嫌でもなんでもなく、そういうものだと理解して臨んだほうがいいと事前に夫に言われていたので、冷静に運転することが出来た。それを知らなければいちいち駄目なのかとドキドキしてしまっていただろう(笑)
そんなこんなで何とかやっているアメリカ生活。
スーパーで豚肉と間違えてラム肉を買ってしまったり(普通に豚肉の横に置いてある!)、寒波による水道管破裂でアパートの天井から水漏れがしたり、いろいろあるが今のところ家族みんなで楽しく過ごしている。
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