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新米ママ ナミの子育て奮闘記

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9歳と6歳の男の子のママです。子育てに奮闘するリアルな日常を綴ります。

2023年2月22日

【第22回】アメリカに来て早一年!!


◎子どもたちの生活と学習

アメリカへ来て、バタバタ過ごしているうちに、1年が経ってしまった。
一通りのイベントを経験し、こちらの生活にも随分慣れてきたように思える。

子どもたちはというと、9月に学年が上がり、長男は小学2年生、次男はデイケア(日本の保育園の雰囲気に近い)最終学年となった。

7月初め〜9月初めの長い夏休みには、長男をサマースクールに入れてみたが、1日3時間という学校と比べると時間が短く、さらに最後の3週間はなかったため、新学期が始まるころには英語を忘れてしまっていた長男。
9月、10月ごろは友達が何を言っているのか再び分からなくなり苦労している様子を見て、休み中に英語学習を怠っていたことを猛省した。
特に最後の3週間に日本語学習に力を入れたことが大きな原因ではないかと思った。やはりたとえ3週間であっても英語を使う頻度が減ればすぐに忘れるということが分かり、次に生かそうと決意したのだった。

アメリカ生活において大変だと思うのは、子どもがアメリカと日本、両方の勉強をしなければならないことだ。
永住であれば英語のみでもいいかもしれないが、ウチの場合はいずれ日本に戻ることが決まっているため、帰国した後に勉強についていけるよう、怠ることが出来ないのだ。
日本語の勉強は、ウチの場合、土曜日にある日本語補習校での勉強が中心となっている。他にも学習塾などの習い事をしている家庭も多くある。

新型コロナウイルスの影響で、補習校はオンライン授業だったが、去年の4月から対面授業が再開され、そのころから我が家でも子どもたちを通わせることになった。幼稚部は年中からあり、学年は日本に合わせるので、現在は長男が1年生、次男は年中クラスに通っている。
1週間に1日しかないため、その分宿題が多く出る。それでも日本の小学生の勉強量に追いつかないので、習い事で補う家庭が多いのだろう。学年が高くなればより大変だ。
アメリカの学校では、もちろんそんなことは考慮してくれず、アメリカ人の生徒と同じ学習をする。それに加えELLクラス(英語を母国語としない生徒のクラス)での勉強もあるので、子どもたちは本当に大変なのだ。
現地校でも宿題が出るのだが、長男の通う学校では、担任によって宿題の量も内容も全く違う。今回の長男のクラスは宿題が多いらしい。

そういうわけで、英語、日本語の学習を毎日がんばっている長男は、近頃突然英語力がメキメキと上がってきたように感じる。
子どもたちと比べると英語漬けではなく、日本人に囲まれてのほほんと暮らしている私は、全く敵わない。
毎日長男を小学校まで迎えに行き、次男のお迎えまでの1時間は校庭で遊ばせるのだが、その間先生と遭遇することもままある。私は先生の英語を聞き取れないことがいまだによくあるが、長男は完璧に聞き取る。そして通訳してくれる。それが理想であると思っていたが、何だか情けない気持ちにもなる...。
こちとら中学から何年勉強したのか(⁠T⁠_T⁠)学習期間は長いはずなのに、1年で完璧に追い抜かれる始末。
長男は英語が出来なければ死活問題なので、必死さが違うのは間違いないが。
何はともあれ、無事英語を順調に習得している長男は、相変わらず楽しく学校に通っている。

一方の次男は、昨年と同じデイケアに通っている。先生や他の生徒にも随分慣れて、日常生活を問題なく過ごしているようだが、一つ心配なことが。
デイケアで全く喋っていないらしいことだ。
日本語能力はメキメキと上がり、家では長男よりもお喋りの次男。
しかし英語を話すことに抵抗があるらしく、全く話さないのに加え、外ではリアクション少なめなので、先生も次男が何を考えているのか察することがなかなか難しいようなのだ。
それでも先生や友達の言うことは理解しているので、指示に従うことは出来るし、友達とも会話なく動きのみで遊んでいるらしいので、次男にとっては問題ないのかもしれないが、親としては少し心配だ。
もうじき5歳だが、この年齢の子どもは友達との会話で大きく成長するのではないかと思うからだ。
なのでなるべくデイケアが休みの月曜日は、日本人の友達と遊ばせるようにしている。
次男の場合は、英語も大事だがそれよりも、人とのコミュニケーション自体の量を増やすことを重要視している。
日本語を話せる先生や生徒のいないデイケアなので、通っているだけで偉いと思うことにして、アウトプットのタイミングは焦らず見守ろうと現在様子見中だ。

他の日本人家族とみそ作りをしたり、プレイデート(親同士が相談して子どもを一緒に遊ばせる)したり、日本人の多い地域で良かったと実感する毎日。
せっかくアメリカにいるのだから、アメリカ人家族とがっつり関わった方が良いような気もするのだが、英語力にまだまだ自信がないからと言い訳しつつ、逃げている私(^⁠_⁠^;)
このままでは子どもたちとの実力は開く一方だ。
まあしかし、楽しく過ごせればそれでいいやと開き直りながら、せかせかと生活している今日この頃。

アメリカでの生活はまだまだ続く予定だ。


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