特集

子育て迷宮日記 子育ては迷うもの。レベルアップに向けて修行なう。

ヒラリーさん

この記事を書いた人

ヒラリーさん webデザイナー

10歳と6歳の息子を育てています。時短勤務のワーキングマザーです。全力で迷走するリアルな胸のうちをつづります。ちなみに魔女ではありません。

2016年8月 5日

子どもの食育とわたしの煩悩 ~迷宮レベル7~

野菜が嫌い。わたしも子どものころはそうだったので、息子の野菜嫌いも妙に納得してしまう。好きなものだけ食べて、病気にならない健康な体のままなら文句はないが、そうはいかない。この年になって、ようやくこの栄養素がどう体を作って...と意識して考えるようになったので、たった3歳にそれを理解させるのは難しい。家庭でできる食育はどうしたらいいだろう。illust_1608_01.gif

そこで、今年の夏は子どもと一緒に野菜を育て収穫して一緒に食べるという目標をたて、4月終わりにマンションのベランダで、きゅうりとトマトのプランター栽培をはじめました。

そこで問題なのが、わたしの知識。今まで植物をちゃんと育ててきたことがない。良かれと思ってしたことが、とんでもなく間違っていて、結果植物を枯らしてしまうのだ。今回はそういう失敗がないように、あらかじめネット検索で十分に情報を集めておいた。

まずトマトは、接ぎ木苗の方が病気発生に強いということで、カボチャが台木のものを2株購入。きゅうりはグリーンカーテンにしたかったので、コープの宅配で3株購入した。ついでに重たい土も一緒に購入。せっかく自分でつくるなら、農薬は使いたくない。そこで、りんご酢を薄めた害虫予防のスプレーも買っておいた。

当初はわたしが朝起きて一番にベランダに出て、せっせと水をあげていた。息子はというと、朝は眠くて機嫌が悪い。「お水はあげない!」と言って布団の中にもぐってしまう。まあ、いいかと思い夕方機嫌のよい時をみはからって、一緒に水やりをした。
しばらくすると、トマトに小さい緑色の実ができた。「トマトの赤ちゃんだ!」といって息子は大喜び。「のどがかわいたよ~、お水くださーい」と腹話術方式で息子に話しかけてみたところ、「ママ、トマトさんはのどが渇いてるの?」と驚いて、毎日すすんで水をあげるようになった。

一方きゅうりは順調にツルを伸ばし、葉をつけネットに絡みついている。隣のきゅうりの苗まで、ぐるぐるらせん状に伸びたツルを伸ばし、自分のほうに引き寄せている苗もあった。「強引なツルやな~」と妄想し、俺様なきゅうりをしばらく観察することにした。

5月6月は暖かい日もあったけど、意外に寒く、風も冷たかった。マンションの高層階は、予想以上に風が強く、大雨の日に1日にして苗がなぎ倒された。そこで支柱をたて、なんとか苗の共倒れを防いだ。俺様なきゅうり王子は、今や酔っ払いのサラリーマンのように仲間と肩を組んで倒れる寸前のように見えた。illust_1608_02.gif次ページはいよいよ、収穫!続きはこちら

この記事がおもしろかったらボタンを押してね!

おもしろかった 29

これまでの子育て迷宮日記も見てみよう!

記事をもっとみる
ページの先頭へ戻る