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子育て迷宮日記 子育ては迷うもの。レベルアップに向けて修行なう。

ヒラリーさん

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ヒラリーさん webデザイナー

10歳と6歳の息子を育てています。時短勤務のワーキングマザーです。全力で迷走するリアルな胸のうちをつづります。ちなみに魔女ではありません。

2016年4月 1日

わたしが望む父と子の関係 ~迷宮レベル3~

周りでよく聞くことは、平日は父親が子どもと過ごせる時間がどうしても短く、育児に参加する時間が極端に少ないということ。例にもれず、うちの家でもそうです。

朝早くに出勤し、子どもが寝静まった後に帰ってくる。
この現状をなんとか変えたい。そう思い、はじめに考えたことは…

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朝、パパを見送る時にこっそり子どもの耳元で『パパ、また明日ね~!』とささやく。

→子どもがそのまま「ぱぱ、またあしたね」とパパに言う。
→パパは、バツの悪そうな顔になり、ちょっと寂しそうな背中で会社に行く。
→パパは早く仕事を終わらせ帰ってこられるよう努力する。
→結果、パパの罪悪感を利用する。

なんて浅はかな考えをひらめき、女将のように子どもにささやいてみました。

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しかしそんなことをしてもあまり意味はなく、夫は一生懸命スケジュールをやりくりして早く帰ってきてくれるけど、次の日はそのしわ寄せでかなり遅かったりして、何の問題解決にもなりませんでした。わたしとしても子育ての戦友である夫を追い詰めるだけの技はいただけません。

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そもそも早く帰ってきてほしいのは、自分ひとりで家事・育児をするのが大変だからです。急いで夕飯の支度をしていると、「ママ一緒に遊ぼうよ~。」「ママ、あのおもちゃはどこ~?一緒に探して~。」と、次から次へと自分のほうに気持ちを向けようと子どもは仕掛けてきます。

子育てをしながらの家事は、自分があらかじめ頭の中で考えた段取りがことごとく崩され、自分のペースではなく常に子どものペースを軸に動かさせられるのでとても疲れます。

そ・こ・で!
助けが必要なのです。援護射撃です。課せられた任務を完遂することを目標に、1人がおとりになって、その隙にもう1人がミッションをクリアする。そうすることで、負担が分散され、だいぶ身も心も楽になります。

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☆昔の父親は
自分が子どもだった頃のことを考えると、うちは共働きでしたが自営業だったので、自宅下にある店舗に父はいました。頑固おやじや雷おやじだったというわけではないのですが、一緒に遊んでもらった記憶はありません。だからといって嫌いではなく一生懸命働く父の姿をずっと見ていたので、自分も大人になったらしっかり働いて、稼げる大人になろうと思っていました。息子も夫をそのように思って見ていてくれたらいいのですが、サラリーマンは一体どんな仕事をしているのか想像するのは難しいです。「父の背中を見て成長しろ」的なことは困難でしょう。
どう考えても今の日本社会では、お父さんの帰宅時間を早くすることには限界があります。
たまには定時で帰ってきて、プライベートをたのしむぜ!ヘイヘイ!!な感じが当たり前だったらいいのにと思いました。

 

 

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