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子育て迷宮日記 子育ては迷うもの。レベルアップに向けて修行なう。

ヒラリーさん

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ヒラリーさん webデザイナー

5歳と0歳の息子を育てています。時短勤務のワーキングマザーです。全力で迷走するリアルな胸のうちをつづります。ちなみに魔女ではありません。

2017年11月27日

お七夜とお食い初め  ~迷宮レベル21~

★お七夜(おしちや)

赤ちゃんが生まれて七日目に、名前をつけて皆にお披露目する「お七夜(おしちや)」という祝い事があります。わたしは帝王切開だったので、その日は退院日でした。退院祝いに産院からいろいろもらったお土産にパンフレットが入っていて、その中に命名書を無料で作ってくれるものがあったので頼むことにしました。自分で半紙に墨で名前を書いたり、パソコンで印刷したりする気力は皆無でしたし、パパはお七夜なんて知りません。正式なお祝いの準備をする余裕はないので、その命名書を「パンパカパ~ン!!」と言いながら赤ちゃんの横に並べ写真を撮ってひっそりと終わりました。核家族のお七夜って皆こんな感じなのかしら?

お七夜の次の行事に生後1カ月頃に行うお宮参りがあります。6月に次男が生まれて1カ月後は夏真っ盛り。西日本の夏はかんかん照りの30度越えばかりだったので、とてもじゃないけど必要な時以外、外に連れ出そうとは思えませんでした。涼しくなるのを待ってからにしようと思っているうちに、生後100日目のお食い初め(おくいぞめ)の日が近づいてきてしまいました。まだ外は暑いし、秋になったら長男の5歳の七五三もあったので、「そうだ、一緒にしよう!」とお宮参りと七五三を一緒にまとめてすることを思いつきました。ナイスアイディア!

★お食い初め(おくいぞめ)

とりあえずお宮参りはおいといて、お食い初めの準備をしなければなりません。お食い初めとは、別名「百日祝い(ももかいわい)」といい、「一生食べることに困らないように」と願いをこめて、食事の真似をする儀式です。

長男の時は、赤飯、煮物、香の物、汁物、尾頭付きの鯛を自分でせっせと調理しました。この頃は、夜中の授乳や夜泣きで極度の睡眠不足になりフラフラしながら、お祝いに来てくれる祖父母の分や祝い膳の用意が大変だったのを覚えています。

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なかでも尾頭付きの鯛を焼くのは苦労しました。魚焼きグリルで焼く予定だったので、おさまりがいいように鯛は小さめにしました。活きのいいとび跳ねているような形に焼きたかったので、ヒレに塩をすりこんでから焦げないようにアルミで包み、身と胸ビレの間に大根を挟み込みピン!とヒレを立たせました。せっかく片面はうまく焼いたのに、そういえばうちの魚焼きグリルって片面だったことを裏返す直前に思い出しました。結局裏返したら、胸ヒレは寝てしまうし、アルミは取れてしまい黒焦げに...。

時計とにらめっこをしながら、焦って完成した祝い膳。にんじんをかわいいうさぎ型にしたのはささやかなこだわりです。やったー!できたー!と喜んだのはつかの間、大人の食事の準備を全くしていなかったので、あきれた母親に手伝ってもらいながら、父も味付けをしてくれてお食事会ができました。

次男の時も気づけば100日の一週間前になっていたので、慌ててどうしようか考えました。ふと、まわりの友達はどうしているんだろう?と気になり尋ねてみると、仕出しを頼んだりお店に食べに行くという答え。そうなの!?と驚き、長男の時の慌てふためいた様子を考えると、迷わずわたしも仕出しにすることにしました。

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仕出しの祝い膳の完成度は、さすがプロの技でした。明石鯛の中に鯛の身でくるんだ赤飯があったり、たこ壺から明石蛸がでていたりユニークです。しかし正直なところ、こんなにすごいお祝い膳が用意できたのに、自分では何もしていないので申し訳ない気持ちがどこかに残りました。今思うと鯛を黒焦げにしてしまったけれど、息子の成長を願う思いのこもったお祝い膳には、わたしの愛情がたっぷり入っていたんだなぁと思いました。そのことを夫に伝えると、「じゃあ、自分と長男とで、次男のために神社に歯固めの石を借りてくるから」と言ってくれました。人が歩かない囲いの中のきれいな石を長男が弟のために選んでくれました。長男はにこにこしながら、「お借りしますって神様にお祈りしてきたよ。」と教えてくれて、わたしは嬉しくなりました。お兄ちゃん、ありがとう!

歯固めの石はお食い初めの時に、「石みたいに丈夫な歯が生えますように」と願い、お箸の先を石にちょんちょんとつけ、赤ちゃんの歯茎にもちょんちょんとつけます。長男の時に歯固めの石の存在を知った時、「歯固めの石ってどこで売ってるのだろう?」と真剣に悩みました。近くのお店で売っているのを見たことがなかったのでインターネットで探しましたが売っていません。はて?と思い、母親に尋ねてみると、「石を買うって発想が信じられない。神社にころがっているからそれを借りてくればいい。ただし、必ず返すこと。神社の中にあるものは木でも石でも全部神様のものだから。」と言われました。
そう言われると、急に恥ずかしくなりました。石を買うって...。自分で自分にびっくりです。この歯固めの石は、神社の境内のなかにある石でもいいし、近くの河原や海で拾ってきたものでも問題ありません。

しかし!長男の時から5年の歳月で、なんとインターネットで「歯固めの石」という商品が販売されているのを発見しました。なんだ、同じ発想の人がいるやん...ぷぷぷ。
そして、その石を買う人がどうかその事実に気づかないことを祈りました。とても悪いヒラリーさんが、ニヤリと笑った瞬間です。

次男のお食い初めの大人の食事も仕出しにしたので、久しぶりに自分以外が作った料理を食べられました。本当に幸せな時間です。家の中なので、赤ちゃんが泣くと母乳も自由にあげられるし、気兼ねない空間でゆっくり食事ができたのは自分にとってのねぎらい膳でご褒美になりました。ママの幸せは、赤ちゃんの幸せでもあるよね~!なんて。

★三カ月頃の次男の様子

長男の時と違って、次男を出産後4日目で母乳がビームのようにでるようになりました。同じ人なのにこんなに違うんだ!と驚きです。ミルクは胃の消化に負担をかけないために必ず3時間はあけないといけなかったので、大泣きする長男をなだめようと必死でした。時計を見ながら、あと10分我慢して~(涙)なんてとても気を使っていました。

その点、次男は泣けばおっぱい!とっても楽です。時間を気にせず泣けば母乳をあげていたので、ぐびぐび飲んで大きく育ち、体重は7.3キロのビッグベビーになっていました。3.2キロで生まれてきたのにもう倍以上大きくなっています。

次男はお腹いっぱい飲んだ後、急に両手を広げて大の字でグーグー寝ます。豪快!
寝顔を見ていると、ニヤっと寝ながら笑うことがあります。これは原始反射の「天使のほほえみ」らしいです。くたくたにくたびれていても、このニヤリがあるので、不思議と育児疲れはふっとんでしまいます。猫みたいな顔になったり、ニヒルにほくそ笑んだりするのですが、ただの筋肉のひきつりにしては、本当によくできているな~と感心します。

ぷくぷくに太りすぎた次男には、なぞの関節がいっぱいできています。散歩をしていると、「あら、可愛いね~。何カ月?」と知らない人に尋ねられるので、「3カ月です」と答えると、必ず「でかっ!」という返事。6カ月くらいだと思ってたんでしょうか。まるまるした赤ちゃんは、かなりの確率で身内にお相撲さん呼ばわりをされます。今の世代は白鵬かしら。ちょっと前だったら朝青龍かな~という話を実母にすると、「背中に毛が生えているから、高安やろ~」というツッコミ。
うちの高安ちゃんは、身体が重たいのに足と背中を使って2~3メートルは移動します。首もすわっていないのに、たいした男です。
ちなみに長男は体重も軽く小さめだったので、仰向きでエクソシストのようにすばやくもっと長い距離を移動できました。ダイニングテーブルに座っていると、急に足元から顔を出したので心臓が止まりそうになったことがあります。すごいアピール力!
しかし、うちの子たちに備わっていたこのオプションは、今のところ何の役にも立ちません...。
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